NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に深津絵里(48)がついに登場した。

 

深津は90年代を代表するフジテレビ系の名作ドラマの伝説的ヒロイン。
「最高の片想い」「踊る大捜査線」「きらきらひかる」など、次々とヒット作に出演。
2000年代に入って出演ペースが少し落ちたものの、出演作「カバチタレ!」「恋ノチカラ」の視聴率はいずれも16%を超えた(ビデオリサーチ=関東地区)。
しかし、08年に木村拓哉(49)と共演した「CHANGE」を最後に連ドラの出演がピタッと止まる。

「『CHANGE』の平均視聴率は22%を超え、深津がヒロインを演じたドラマの中で最高視聴率を記録しました。
あの時、深津は35歳。
それ以降、13年間も連ドラ出演をしていません」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 

深津が連ドラに出演しなくなった理由として一番に挙げられるのが、映画へのシフト。
10年に映画「悪人」で妻夫木聡(41)が演じた殺人犯の青年と逃亡する恋愛未経験の真面目でおとなしいヒロインを演じ、モントリオール世界映画祭や日本アカデミー賞などで最優秀女優賞を獲得した。
しかし、その後の映画出演は「ステキな金縛り」「岸辺の旅」など数本。
18年以降は映画出演すらしてない。

「15年に母親をがんで亡くしたショックがあまりに大きかったのではないでしょうか。
書道家でもあった深津さんの母親は亡くなる前に取材を受けた週刊誌とトラブルになっていました。
彼女は長年、母親であることをメディアに隠して活動していたのですが、取材をしたメディアが彼女の許可を取らずにその事実を公表してしまったのです。
それに激怒した母親はすべてのメディアとの関係を遮断します。
このことがきっかけとなり、深津さん自身もメディアと距離を置くようになった可能性はあります」(ドラマ制作関係者)

 

そして、もう一つの理由が、長年交際を続けているスタイリストの白山春久氏との私生活に重きを置いたことも挙げられている。
白山氏との交際が発覚したのは06年で、以降、何度かマスコミに取り上げられたが15年を最後に目撃情報がなくなった。

「破局説も出ましたが、まだ交際は続いているようです。
深津さんは事あるごとに『一人でいる時間が好き』だと公言しており、結婚願望があまりない。
21年10月に発売された雑誌『LEE DAYS』で深津さんの特集ページが掲載されていますが、担当スタイリストは白山氏でした。
彼との良好な関係をうかがわせます」(雑誌関係者)

 

ここまで私生活が謎に包まれている女優も珍しい。
今年1月、実に9年ぶりの民放ドラマ「最後のオンナ」(テレビ東京系)に出演したが48歳とは思えないみずみずしい姿を見せた深津。
「カムカム」のるい役を機に完全復帰を期待したい。