今月スタートした、天海祐希主演のテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』の第1話と第2話に女優の桃井かおりがゲスト出演。
それぞれ、平均世帯視聴率は14.7%、13.4%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。

 

同作は天海演じる、警視庁捜査1課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の真壁有希子たちが、数々の凶悪犯と心理戦を繰り広げる姿を描き、今作が第4シーズンとなっている。

 

桃井が演じたのは、50年前に人民の連帯を訴えた7分間の演説が伝説となり、「黒い女神」と呼ばれた活動家・大國塔子役。

その後は潜伏生活を送っていたが、なぜか50年たって再び動き出し、ハイジャックを敢行。
キントリの取り調べを受けることになった。

「取調室での天海さんと桃井さんが対峙したシーンは、これまでの同作史上の中でもトップ3に入るぐらいの名シーンとし、共演者もスタッフも感動していた。
そもそも、天海さんが桃井さんの出演を切望、桃井さんはわざわざ拠点のロスから来日し、撮影前後2週間の隔離生活まであるのに出演オファーを受けた格好です」(テレ朝関係者)

 

天海と桃井の対峙シーンの撮影時に取材した各メディアによると、2人は酒席をともにしたことがあるが、意外にも今回が初共演だという。

 

桃井は天海について、『桃井かおり史上最高の女優!とにかく人柄が最高にいいし、知力がとても高い方なんですよ。台本の内容に関して、これだけしゃべれる女子に会ったのは初めて』と絶賛。
すっかり意気投合したという。

 

天海といえば、ここ最近、桃井のみならず、同シリーズの過去作では三田佳子、17年公開の主演映画『恋妻家宮本』では富司純子、19年公開の『最高の人生の見つけ方』では吉永小百合、公開を控えた主演映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)では草笛光子と共演。
いずれも芸能界の大御所クラスの女優たちだが、天海と共演したがる大御所女優は多いようだ。

「もともと“男前”で礼儀作法などが正しいことは知られているが、大御所に対してはこれでもかという“貢ぎ物”を、下心が見えることなく贈ることでも知られている。
おまけに、しっかり昔話を聞いて大御所の顔を現場で立てるので、相手としてはとても気分が良く、また共演したくなるのも納得、そのことは業界内で知れ渡っていますよ。
まるで〝狂犬〟のようで、今やあまり仕事をしたがる人がいない桃井さんを虜にしたのは、業界でも絶賛されています」(映画業界関係者)

 

今後も大御所たちとの共演が続きそうだ。

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