現在、TBSの“胸キュン枠”で放送されている二階堂ふみ主演のドラマ『プロミス・シンデレラ』。
第1話の視聴率は世帯平均で7.9%、個人4.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と振るわなかったが、ネットでの口コミはそこそこ高評価。
「期待してなかったけど案外面白かった」「キャストも意外とはまってる」「みんな演技うまいな」といった声が上がっていた。
実はこの『プロミス・シンデレラ』、放送前の期待値は低めだった。
というのも、原作マンガのイメージとドラマのキャスティングがかけ離れているという指摘が続出しており、「このキャストなら見ない」と視聴前から離脱する人もちらほらといたほどだ。
しかし、蓋を開けてみれば、ミスキャストは俳優陣の演技力でカバーされている上に、二階堂演じるヒロインと眞栄田郷敦演じる性悪高校生のマウントの取り合いがなんとも痛快。
さすが原作モノと思わせるストーリー展開であった。
予想外に好評を博したドラマ版『プロミス・シンデレラ』であったが、ただひとつだけ、視聴者が眉をひそめるシーンが。
このシーンのせいで観ることを諦めた人もいるという。
「眞栄田さん演じる性悪金持ち高校生・壱成による、“いじめ”のシーンです。
壱成は気の弱い同級生に『道端でナンパしろ』と命令し、半泣きになりながら道行く女性に声をかける同級生の姿を見て、グループの友人らと一緒に嘲笑っていました。
ほかにも4人分の荷物を全部持たせたりと、彼がやっていることは正真正銘のいじめ。
話の主軸ではないにせよ、あまり気分のいいものではない描写であったことは確かです」(芸能ライター)
壱成のいじめシーンについて、ドラマ口コミサイトでは「眞栄田郷敦の高校生が性格悪すぎてちょっと見てられませんでした」「いじめのシーン、マジで胸糞悪すぎ」「なんであんな悪質なイジメを地上波で流すのか」といった書き込みが。
また、壱成はいずれ早梅と結ばれるであろうポジションであることから「こんないじめっ子が幸せになるストーリー見たくない」といった意見も上がっていた。
たしかに、長身で筋肉質な眞栄田から放たれる“絶対的強者感”は、現実で見覚えのあるカースト上位のソレだ。
冷酷な目つきや人を見下すような笑顔など、原作の壱成を忠実に再現すればするほど、見るに堪えないイヤな奴が出来上がってしまう。
たった少しの描写でも、 “いじめ”というデリケートな問題は慎重に扱うべきだろう。
いじめられていた同級生が報われないままストーリーが進むことだけは避けてほしいものだ。