体操男子で16年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルの白井健三(24=日体大教)が16日、自身のインスタグラムを更新し、現役引退の報告とともに感謝の言葉を記した。

 

白井は「【ご報告】」と題して「先日の全日本体操種目別選手権を最後に現役を引退しました」と報告。

「突然のご報告になってしまい、中には驚く方もいらっしゃるかと思います。
しかし僕の中ではずっと前から『東京の年まで』と決めていて、今年の代表選考レースを白井健三として戦い抜くことができたため後悔なく選手生活を終えることができました」
と晴れ晴れした様子を記した。

 

24歳での引退に「早すぎると思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、僕は誰に何を言われようと『幸せな競技人生だった』と胸を張って言い切ることができます」とした。
それでも「唯一の後悔といえば、皆さんに白井健三の最後を事前にお知らせすることができなかったということくらいです」と無念さもにじませた。

 

「皆様のご支援、ご声援のお陰でオリンピックで2個、世界選手権で11個、全日本選手権で17個のメダルを獲得することができましたが、僕が体操競技を通して得たことはこの結果ではありません」とし
「結果を出す人はどんな行動を取っているのか、結果を出した人はどんな行動を取るべきなのか。
選手としてではなく1人の人間として人から学び、実践する。
こういった競技者である以前の人としてのあり方を体操競技から学ぶことができた気がします」
と体操を通して学んだことも明かした。

 

引退を決意した理由は
「僕がこのタイミングで引退を決意した理由も、成績不振で選手として限界が見えたからではありません。
僕がこれまでさせて頂いた貴重な経験を選手に伝えていきたいという想いが強くなったからです」
と記した。

 

「大学卒業後も拠点を変えずに練習をしていましたが、徐々に自分の成功に対する喜びより、学生や後輩の成功に対する喜びが大きくなり、この喜びに自分が携わることができたらという想いがどんどんと大きくなっていきました」
と心境の変化もつづった。

 

今後について
「引退試合を終えた後、日本体育大学の男子コーチとして既に歩みを進めています。
幸せなことに僕には自分自身がした貴重な経験を伝えていきたいと思える学生がいます。
僕の存在価値を見出してくれる学生がいます。
今は右も左も分からず、とにかく学生にアドバイスをすることくらいしかできませんが、日々選手から学び、成長していけるように精進していく所存です」
と決意を記した。

 

「体操選手・白井健三という肩書きとはお別れですが、今後も体操競技に関わり、発展させていきたいという想いは変わりません。
試合会場でもコーチとして走り回っていると思います。
まだ皆さんの前からいなくなるわけではありませんのでご安心ください!
何かと力不足な白井健三を今後ともご支援いただけると幸いです。
今までありがとうございました!
そして、よろしくお願いいたします!」
とファンに感謝とメッセージを送った。
写真には内村航平(ジョイカル)との2ショットやさまざまな思い出の写真を投稿した。