アメリカ・ロサンゼルスに留学中のジャニーズJr.内ユニット・Travis Japanが、7月13日(日本時間)に放送されたアメリカのオーディション番組『America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント)』に出演。
ステージで披露したパフォーマンスが海外でも称賛を受け、Twitterでは日本のみならず、世界で「#TravisJapan」がトレンド入りを果たした。
2012年7月結成のTravis Japanは、今年3月に日本での活動を無期限で一時停止し、海外留学のためロサンゼルスへ。
今回出演した『America’s Got Talent』はアメリカの人気リアリティ番組で、日本では、19年にお笑い芸人のゆりやんレトリィバァが水着姿で出場したことが話題になった。
Travis Japanは同番組のステージで自身初のオリジナル曲「夢のHollywood」を披露したほか、トークでも会場を多いに盛り上げた。
パフォーマンス後には、観客によるスタンディングオベーションが起こり、審査員全員から“合格”をもらうことに成功。
これにより、次のステージに駒を進める。
この模様はチャンネル登録者数2,150万人を誇る同番組の公式YouTubeでも見ることができるが、
Twitterでは日本のファンから
「渡米してからずっと夢見てた、トラジャがアメリカを呑み込む瞬間。私たちにこんな素晴らしい景色を見せてくれてありがとう。Travis Japanは私たちの誇りです」
「アメリカの大人気番組のステージで、スタオベ&拍手を浴びるTravis Japan。かっこよすぎて涙が止まらない」
「世界中に見つかりつつある自慢の推し。トラジャ担は本当に幸せ。リアルにすごい景色を見せてもらってる」
と感激の声が続出。
さらに、イギリスの音楽プロデューサーで、同番組の審査員を務めるサイモン・コーウェルは同日、フォロワー1,090.5万人を擁する自身のTwitterにTravis Japanのパフォーマンス動画をアップロードし、「Personality, personality, personality!」(個性や人柄を褒める意)とつづっている。
なお、ジャニーズ事務所の所属グループが無期限で米国武者修行を行うのは、同事務所から最初にデビューした4人組グループ・ジャニーズ(1966年)、少年隊(84年)に続く38年ぶり3度目。
ちなみに、少年隊は日本でのレコードデビュー時に“全米デビュー”を発表し、アメリカ最大のレコード会社・WEAと契約してレコーディングまで済ませたものの、その後、進展がないまま頓挫してしまったようだ。
「当時はアジア人が全米デビューを果たすという前例があまりなく、ノウハウも足りていなかった。
しかし、現在はK-POPの台頭もあり、世界的にもアジアのボーイズグループへの関心が高まっています。
例えば、大手芸能事務所・スターダストプロモーションの6人組グループ・ONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)は、南米のネットを中心にバズっていて、今月10日(現地時間)にもブラジルのイベントでライブを行ったばかり。
また、LDHに所属する7人組グループ・BALLISTIK BOYZは、8月から“武者修行”の名目で拠点をタイに移すとか。
ボーイズグループの世界的活動を視野に入れている日本の事務所は、今やジャニーズだけではありません」(エンタメ誌ライター)
Travis Japanの渡米時、ジャニーズの滝沢秀明副社長は「デビューや何かを約束するものではない」と厳しい発言をしていたが、彼らは渡米間もなく出場した世界最高峰のダンス大会『World Of Dance Championship Orange County 2022』の予選で3位入賞を果たし、今月末に行われるチャンピオンシップの出場権を獲得。
実力的には、十分デビューできるようにも見えるが……。
「Travis Japanの場合は、少年隊の時のように“全米デビュー”を目指しているわけではありません。ただ、
Snow ManやSixTONES、後輩であるなにわ男子にまで先を越された今、なんとしてもアメリカで実績を積んで、実力派グループとして“逆輸入デビュー”を果たしたいという思惑はあるのでしょう」(エンタメ誌ライター)
ジャニーズを知らないアメリカ人からも喝采を受け、世界に通用することを見せつけたTravis Japan。
デビュー前の彼らが、今後どこへ向かうのか見守りたい。