日本テレビの「営業力」が裏目に出てしまった?

 

なにわ男子の道枝駿佑が主演を務めた日本テレビ4月期の日曜ドラマ『金田一少年の事件簿』に続編の構想があると一部で報じられているが、どうやら内定したようだ。

 

同名の人気マンガを原作とした『金田一少年の事件簿』は、KinKi Kids・堂本剛の主演で1995年に初めて実写化され、以降人気シリーズに。
これまで主人公・金田一一(きんだいち・はじめ)はいずれもジャニーズのトップアイドルが演じており、「初代」以降も、嵐・松本潤、KAT-TUN・亀梨和也、Hey! Say! JUMP・山田涼介が務め、「初代」ほどではないもののまずまずの視聴率を記録した。
5代目金田一を演じる道枝にも当然、大きな期待がかけられていたが、世帯平均視聴率は初回の7.8%を頂点に、5~6%台が続き、最終回も6.0%と振るわないまま静かに幕を閉じた。

 

堂本剛主演の初代は2シリーズとも全話平均で20%超えという大ヒットで、劇場版も製作されたほどの人気作だったことを考えると、“大失敗”といえる成績だが、まさかの第2シリーズが決まってしまったようだ。
テレビ関係者が明かす。

「どうやら来年4月クールでの続編放送が内定したようです。
局内ではさまざまに敗因分析がされていましたが、多少のテコ入れがあったとしてもこの数字では焼け石に水。
普通なら『続編』が決まったらスタッフは小躍りするものですが、今回は一切盛り上がることもなく、むしろお通夜のようなテンション。
『金田一』はNGワードとなっています」

 

であれば、なぜ続編が製作されるのか不思議だが、そこにはある「契約問題」があったというのだ。
耳打ちするのは日テレ関係者。

「『金田一』は日テレの系列であるHuluで配信されていますが、ディズニー運営の動画配信サービス『ディズニープラス』での世界配信もしているんです。
日テレ系の地上波連ドラとしては初の世界配信で、中国本土をのぞく世界で順次配信中です。
TBSなどもコンテンツの海外販売などを積極的に行っていますが、日テレも同様。加えてディズニープラスは今、アジア太平洋地域の視聴者をさらに増やすべく、コンテンツ獲得に力を入れている。
ここ最近、アニメなども配信はディズニープラス独占というケースが増えているのはそのため。
そして日テレの連ドラ配信第1弾として白羽の矢が立ったのが『金田一』だったというわけです」

 

『金田一少年の事件簿』が放送された日曜22:30 – 23:25の枠はもともと、ストック型コンテンツを目指し、Huluへの派生展開が企画として当初から組み込まれた作品が多い。
特に昨年1月期に放送された竹内涼真主演の『君と世界が終わる日に』は日本テレビ×Hulu共同製作ドラマで、シーズン2以降はHuluで配信されることがシーズン1の放送前から発表されていた。

「今年4月期では土曜ドラマ枠で放送されたディーン・フジオカ主演の『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』もHulu共同製作ドラマで、地上波放送終了直後からシーズン2が配信中。
日曜ドラマでは昨年放送の『ネメシス』も不評ながら続編が製作されているようですが、このように日テレは現在、配信展開も見据えて2クールもしくはシーズン2まで含めたドラマ作りを進めており、『金田一』についても当初からシーズン2は織り込み済みだったわけです。
最初から契約書にシーズン2まで盛り込むとなるとリスクは高いですが、『金田一』は“鉄板コンテンツ”でしたし、ディズニープラス配信の第一弾に選ぶほどだったわけで、日テレとしてはそれなりの勝算があったのでしょう。
しかし、すっかり期待外れの結果に終わってしまい、契約が完全に裏目に出てしまいました」(前出・日テレ関係者)

 

キャスティングや脚本、演出、放送枠などさまざまな“敗因”が指摘されている『金田一少年の事件簿』だが、5度目の映像化で、単純にコンテンツとして飽きられているだけという声もある。
であれば世界での新鮮なリアクションに期待したいところだが、はたして……。

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