1月16日に放送された情報番組『サンデーモーニング』(TBS系)で、MCの関口宏(78)の「無意味な謝罪」がネットで大炎上し、いまだ冷めやらぬ事態となっている。

 

発端となったのは、同日未明に南太平洋・トンガの火山島で発生した大規模な噴火。
日本列島への影響も危惧され、奄美群島、トカラ列島、岩手県に津波警報、太平洋岸の各地で津波注意報が発令された。
テレビでも発令中の地域を示した日本地図が画面上に表示され続けていたが、この日本地図が『サンモニ』内で新型コロナウイルスに関する情報が提示されたパネルと被ってしまう事態となった。この件について関口は、

「ちょっと画面がどうしても津波の警報を出すために、日本地図をあそこへ出さなきゃならないんでしょうか」
「ちょっとこれは見にくいかも知れませんが、今日はちょっとお許しください」

と視聴者に謝罪したのだが、この関口の発言が《出さない理由が分からない》《なんで司会がこんな発言を》と大炎上してしまったのだ。

 

「これまでも『サンモニ』はMCの関口や、21年末で番組レギュラーを卒業した張本勲(81)の発言が、しばしば炎上を引き起こしていました。
張本氏に関しては、特に昨年8月8日放送回の東京オリンピックで金メダルを獲得した女子ボクシングの入江聖奈選手(21)についての発言が大炎上し、番組が謝罪する事態にまで発展しましたね」(ワイドショー関係者)

 

当時、張本氏は

「女性でも殴り合い好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな?」
「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って。こんな競技、好きな人がいるんだ」
「それにしても金だから。アッパレあげてください」

と発言したことが、日本ボクシング連盟に抗議文を出されるレベルの大問題になってしまった。

 

さらに、張本氏は翌週の15日放送回で謝罪したものの「今回は言い方を間違えて反省してます。以後気をつけます」と、非常に短い言葉だけで終わり深く頭も下げなかった。
また、この謝罪文は張本氏ではなくコーナー進行を務める女性の唐橋ユミアナウンサー(47)が読み上げたこと、『蔑視と“受け取られかねない”』という表現など、多くの要素が火に油を注いだのは記憶に新しい。

「関口氏も、20年4月26日放送回で新型コロナウイルスの院内感染について取り上げた際に“どっかでどうして専門家なのにうつしてしまうんだろうっていう疑問はぬぐえないよね”と発言し、視聴者はおろかスタジオの空気が凍りついたこともありました。
こうした炎上のリスクは、張本氏の降板で多少マシになるかな、とも思ったんですが、どうもそうはいかないようです」(前出の関係者)

 

その理由は、今年3月末で坂上忍(54)MCの情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)が終了することだという。

 

ちなみに『バイキングMORE』の後番組は、山崎夕貴(34)、佐野瑞樹(50)の2人のフジテレビアナウンサーをMCにした「主婦層をターゲットにした生活情報を中心に届ける番組」だと、1月12日に『サンスポ』が報じている。

「『バイキング』はもはや名物レベルで毎回のように“炎上”をし続けていて、よくも悪くも世間では“炎上する情報番組=バイキング”というイメージがありました。
そのため『サンモニ』と『バイキング』で炎上が分散していた感じもありましたが、『バイキング』が終了したことで、『サンモニ』が炎上を一手に引き受けることになりそうです。
今回の騒動を見るに、関口氏自身も発言が炎上しやすいタイプですからね……」(専門誌記者)

 

張本氏の後任として『サンモニ』のレギュラーとなった元巨人の上原浩治氏(46)は、歯に衣着せぬ物言いの張本氏と比較すると

「僕はあの辛口はちょっと無理…。あまり敵作りたくないので…」
「一生懸命やっての『喝!』は申し訳ないので『あっぱれ!』が多くなるのでは」

と柔和なコメントを1月8日に『日刊スポーツ』の取材で明かしている。

 

上原の穏やかさで、番組の炎上を緩和できるといいのだが……。