「「限界突破」を宣言していた歌手の氷川きよしが(44)が22年いっぱいで歌手活動を無期限休止する。
21日、所属事務所が公式サイトで発表した。

 

【氷川きよしに関する大切なお知らせ】

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 

この度、氷川きよしは2022年12月31日をもちまして一旦歌手活動をお休みさせていただくことをご報告申し上げます。

 

これまで氷川きよしを22年間応援してくださったファンの皆様、ご支援くださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

2000年2月2日にシングル「箱根八里の半次郎」で デビューして以来、22年間歌い続け、走り続けて参りました。

 

ここで一旦お休みをいただき、自分を見つめなおし、リフレッシュする時間をつくりたいという本人の意向を尊重しこの様な決断に至りました。

 

お休みの期限は特に定めておりませんが、お休みに入るまで約1年ございます。コンサートツアー、6月からの劇場公演等で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

今後とも氷川きよしへの温かいご支援、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

2022年1月
株式会社長良プロダクション

 

00年2月にシングル「箱根八里の半次郎」でデビューして以来、22年間歌い続けてきた氷川にとって、今回の活動休止は引退ではなくあくまで「リフレッシュ期間」だという。

 

予兆はあった。
氷川は19年に「氷川きよし君は卒業して、これからはきーちゃんで」と宣言。
ホットパンツ姿などのボーダーレスなファッションで表舞台に立つことが増え、“演歌の貴公子”のイメージを壊したくない所属事務所が困惑することもあったという。

 

2012年には氷川の芸能界の生みの親で育ての親でもある事務所の長良じゅん前社長が他界。
さらにコロナ禍によって氷川に心境の変化が生じたようだ。

「氷川さんはコロナ禍で公演が一部キャンセルになって時間に余裕ができたことをポジティブに捉えていたそうです。
“おウチ時間”に目覚め、昨年は作詞に初挑戦しました。
また、最近は『(福岡県在住の)お父さんお母さんと過ごす時間が欲しい』と訴えるようになったと聞きます。
22年間働き詰めだったので、ずっと離れて暮らしていたご両親に孝行がしたくなったのでしょう」(音楽業界関係者)

 

氷川はポップスやロック志向だったが、戦略的に演歌歌手としてデビューした経緯もある。
休養後には歌の幅を広げてカムバックするに違いない。