「カドから電話がかかってきたのは、家に戻ってきたという報道があった直後です。本人の携帯からでした。
『本当にご迷惑をおかけしました』と謝るので、笑ってこう励ましたんですよ。
『何があったか知らないけど、きっと野球界に戻れるよ。これから、また(球界から)呼んでもらえるような生き様を見せればイイじゃないか』と。
カドは『すいません』と、ずっと謝っていましたね」

 

こう語るのは、複数の球団でプレーしたプロ野球OBのA氏だ。
A氏は、失踪騒動を起こした元中日コーチの門倉健氏(47)の知人でもある。
門倉氏は信頼するA氏と騒動後、たびたび電話で話をしていたというーー。

 

門倉氏が突然行方をくらませたのは、今年5月15日のことだ。
練習を無断欠勤すると、球団へ一方的に対談届けを郵送。
6月6日に、ようやく妻子の住む神奈川県内の自宅に戻ってきた。

「失踪の理由は、いろいろ噂されています。
金銭トラブルに巻き込まれ、逃亡したのではないか。
不倫をし、浮気相手との駆け落ちではないかと。
真相は、いまだにわかっていません。
帰宅後は心身ともにだいぶ衰弱した様子で、治療を要する状態だったそうです」(スポーツ紙担当記者」

 

6月に門倉氏が帰宅したことで、事態は落ち着くかと思われた……。
だが、再び騒動が起きる。
7月8日発売の『週刊文春』によると、門倉氏は6月中旬以降、またもや失踪したというのだ。
同誌には、次のような内容が書かれているーー。

 

門倉氏には、中日のコーチに就任した19年末から親しくなったX子さんという女性がいた。
2人は深い仲に。
X子さんは、門倉氏の自宅に夫人を誹謗中傷するような手紙を送るようになる。
門倉氏は恐怖を感じ行方をくらませた。
一度は自宅に戻るが再び失踪。
心労のため、夫人は薬を大量に服用し病院へ救急搬送。
知らせを聞いた門倉氏は一旦、自宅に戻る。
だが、6月23日以降、3たび連絡が取れなくなっている――というのだ。

 

前出のA氏が話す。

「1度目の帰宅直後にカドから連絡をもらって、2~3日後でしたかね。
私から電話したことがあるんです。
『今はどうしているの? 何か言いたいことがあれば、オレがやっている動画サイトがあるから協力するよ』と伝えました。
カドは、申し訳なさそうにこう話していました。
『医者から、今後は治療優先と言われているので……』と。
声からは前向きな印象を受けたので、安心はしていたんですが」

 

門倉氏の携帯から再びA氏に連絡が入ったのは、7月に入ってからだ。A氏が続ける。

「電話に出ると、声の主はカドではなく奥さんでした。
『主人から連絡はありませんか?』と。
尋常ではない様子だったので『どうしたんですか?』と聞くと、こう話されました。
『実は10日ほど前に、また主人がいなくなったんです……』と。
理由を問うと、『ウソがいろいろ出てきてしまって……』と答えます。
私は『本音を言えるような人間なら失踪しませんよ』と言いました。
『警察に相談しましたか?』と聞くと、まだ連絡していないと言う。
警察なら情報網が広いので、カドが北海道にいても沖縄にいても見つけられるでしょう。すぐに相談するよう勧めました。
また『記者が自宅に来ている』とも。騒動が収まったならまだしも、再び失踪となれば近いうちに雑誌が書いてしまうとは思っていました。
今回で失踪は3度目……。
また戻って来ることを願いますが、呆れる思いもあります」

 

動機や真相を語らぬまま、またもや姿を隠した門倉氏。
残された家族は、心労を募らせている。