映画『トップガン マーヴェリック』でルースターを演じたマイルズ・テラーが、同作品で共演したトム・クルーズがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされなかったことに不満を持っていることを明かした。

 

映画『トップガン マーヴェリック』で亡きグースの息子ルースターを演じたマイルズ・テラーが、同作品で共演したトム・クルーズがアカデミー賞に落選したことに不満を持っていることをAP通信に明かした。

 

映画界で最も栄誉ある賞と言われるアカデミー賞で、『トップガン マーヴェリック』は作品賞を含む計6部門でノミネートされたが、トムは期待されていた主演男優賞へのノミネートを逃した。

 

誰よりも近くでトムの仕事ぶりを見てきたマイルズは、「(トムがアカデミー賞に冷遇されたと)100%確信しています」と言うと、「ノミネートされた他の候補者たちが、ノミネートに値しないと言っているわけではありません」と前置きしたうえで、こう続けた。

「あの映画で彼がやっているすべてのことを考えたら、(冷遇されたと)言わざるを得ません。
これは私がトムの演技について語るときに言ってきたことですが、映画の中で俳優が楽器を演奏したり、歌を歌ったり、体重を増やしたり減らしたりすることで、演技力を高く評価することが多いです。
トムが『トップガン』やそのほかの映画で披露している技術は、何千時間もの練習の賜物です。
そこにどれだけの手間と労力がかかっているか、私たちは気づいていないのではないでしょうか。
私たちはスクリーンでの演技と努力を結びつけて考えることが多いと思います。
私たちは、努力に拍手を送りたいのです。
トムはいとも簡単にやってのけますが、(その裏にある努力に)あなたは気づいていないのです」

 

たしかに、トムは『トップガン』の戦闘機のシーンはもちろんのこと、『ミッション:インポッシブル』シリーズでもいくつもの緊迫したシーンを命懸けで演じているが、どれもさらっとやってのけているように見える。

 

マイルズは、トムの努力がスゴすぎて映画では簡単にやっているように見えることから、努力が見落とされている、あるいは軽視されていると指摘。
そして、そのことがトムのアカデミー賞落選に繋がっていると分析した。