第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は21日(日本時間22日午前8時25分)、米マイアミのローンデポ・パークで決勝があり、日本代表「侍ジャパン」が前回大会優勝の米国を3―2で破り、3大会ぶり3度目の世界一を達成した。

 

投打でチームを引っ張った大谷翔平が最終回を無失点に抑えた。
大会の最優秀選手には大谷が選ばれた。

 

栗山英樹監督は試合後の会見で、
「今日で監督、終わるので。明日からは本当にまったく何もない、肩書のない人になっちゃうので」
と話した。

 

この日の決勝でアメリカ代表に3―2で勝利し、2009年の第2回大会以来となる3大会ぶり3度目の優勝を達成した。
世界一達成で花道を飾る。

 

日本は東京ドームで行われた1次ラウンドを4戦全勝。
イタリア代表との準々決勝で5大会連続の4強入りを決めると、準決勝のメキシコ戦ではサヨナラ勝ち。
決勝では大会連覇を狙うアメリカ代表を下した。

 

栗山監督は、東京五輪で金メダルを獲得したチームを引き継ぐ形で、21年12月就任。
大谷翔平(エンゼルス)やダルビッシュ有(パドレス)ら大リーガー4人を擁するなど「歴代最強」と称されるチームでこの第5回大会に臨んでいた。
「アメリカを倒して世界一奪還」という悲願を達成した。