29年ぶりに再始動した男性4人組「男闘呼組」が15日、東京・有明の東京ガーデンシアターでライブを行った。

 

今年7月に再始動を発表した後、ファンの前では初となるパフォーマンス。
会場はすすり泣く声や歓喜の拍手であふれ、約6500人の観客が1時間45分の夢のひとときを過ごした。
客席には木村拓哉(49)や生田斗真(38)の姿も見られた。

 

開幕直前、巨大スクリーンに舞台裏の様子が映し出された。
高橋和也(53)がステージに向かって歩みを進める中、岡本健一(53)成田昭次(54)前田耕陽(54)の順に合流。
暗転して4人が姿を現すと29年の時を待ちわびたファンが総立ちでメンバーを迎え入れた。

 

高橋が「29年ぶりに帰ってきたぜ!」と開幕を宣言。
全盛期さながらのパフォーマンスで「TIME ZONE」や「DAYBREAK」など全17曲を歌った。

 

88年にジャニーズ事務所のロックバンドとしてデビュー。
翌89年に東京ドームを満員にするなど人気を博したが、93年に高橋が解雇され男闘呼組も活動休止となった。
ファンが再始動を待ちわびる中、今年7月にTBSの音楽特番「音楽の日2022」で復活し話題を集めた。

 

高橋は「(再始動を)何度も夢に見た。ついにそれが現実になった」と感無量。
前田も「個性あふれる4人がよくまた集まってくれた」と再会を喜んだ。
青春時代を共にしたメンバーを思って成田が制作した楽曲「パズル」では、4人が涙をこぼす場面もあった。

 

グループは、デビュー35年を迎える来年8月まで期間限定で活動する。
前田は「なるべく多くのライブを打つので、また会いに来てください」と呼びかけた。