11月11日、新海誠監督(49)の最新長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』が全国で公開された。

 

同日深夜、新海監督はTwitterで
《スタッフ一同、全力で向き合いました。良いこともそうではないことも、たくさんのお声を聞かせていただけたらしあわせです。どうかすこしでも楽しんでいただけますように》
と呼びかけていた。

 

本作は、17歳の少女・岩戸鈴芽が災いの元となる扉を閉める“閉じ師”の青年と出会い、日本各地に出現した扉を閉めていくロードムービー。
声優キャストには主人公の鈴芽を原菜乃華(19)、“閉じ師”の青年・宗像草太をSixTONESの松村北斗(27)が演じ、深津絵里(49)や伊藤沙莉(28)ら豪華俳優陣が脇を固めている。

「鮮やかな色彩の映像美と繊細な心理描写、そして美しい音楽で紡ぐ“新海ワールド”は、国内外で高く評価され熱心なファンも多くいます。
直近作品の国内興行収入も『君の名は。』(16年)は約250億円、『天気の子』(19年)は約141億円と大ヒット。
『すずめの戸締まり』の製作にあたって、新海監督は“自分の町を物語の舞台にしてほしい”というファンの声を反映させたといいます。
そのような細やかな計らいに、何度も劇場に足を運ぶファンも出てくるのではないでしょうか」(映画関係者)

 

SNS上では、早くも公開日初日に鑑賞した人たちの感想が相次いでいる。

《すずめの戸締まり、初日見てきた。監督の作品の中で過去一好き》
《すずめの戸締りめっちゃ良かった!!もうね、ストーリー、映像、音楽と、声優さんの魂が込もった演技…全てが凄すぎて…ボロボロ泣いた…》
《まだ興奮してる。どこにもっていっていいかわからないこの気持ち。なによりも早く、もう一度見たい!!》

 

そんな超注目作品に賞賛の声が上がるいっぽう、本作の“劇場独占”ぶりに公開前から一部で波紋が広がっているのだ。

《最寄り映画館の『すずめの戸締まり』初日上映回数23回とかどうなってんのよ》
《すずめの戸締まり、めっちゃスクリーン乱用するやん 多様性デストロイヤーかなにか?》
《すずめの戸締り 上映回数凄すぎて電車の時刻表みたいになってるやん 映画の山手線じゃん》
《すずめの戸締まりとブラックパンサーの上映回数の差に悲しくなったよね》

 

「東京都内の新宿、渋谷、池袋周辺にある主要な映画館では、公開初日の段階で20回以上も上映されています。
本作の配給会社である東宝系列以外の劇場でも、同数程度の上映となっていました。
なかには上映数が30回に及ぶ劇場もあり、座席の購入状況も好調のようです。
しかし同日には、マーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』も公開されましたが、上映回数が『すずめの戸締まり』に比べて明らかに少ない劇場も。
新作の上映スケジュールの差に、映画ファンからは不満の声も上がっています」(前出・映画関係者)

 

『すずめの戸締まり』の驚異的な上映回数に批判の声が上がるいっぽう、理解を示す声や好意的な声も上がっている。

《すずめの戸締まりの上映回数やばいね。劇場の本気を感じる》
《『すずめの戸締まり』の上映回数が多く、それに伴って他の作品の上映回数が減っている事について「そんなに客が入る目算の作品を何回も上映して金を儲けたいのか!」って劇場を責める人がいるらしく、「そら儲けたいでしょ!」って気分に》
《すずめの戸締まり見に行くつもり全くなかったけど、上映回数多いから行きやすいな》
《スクリーン毎の上映回数こんだけあると助かる》