劇場版『ONE PIECE』の最新作『ONE PIECE FILM RED』が封切られたことを記念して、8月6日、『ONE PIECE STAMPEDE』(フジテレビ系)が地上波で初放送された。

 

同作は2019年に公開された劇場版『ONE PIECE』の第14作目。
海賊の祭典である “海賊万博” に招かれたルフィたち麦わらの一味が、元ロジャー海賊団のダグラス・バレットと対峙するというストーリーだ。

 

作中にはロー、サボ、ハンコック、バギー、スモーカー、ミホーク、クロコダイルなどこれまでの重要キャラが総出演。
興行収入はシリーズ2位の55.5億円を記録しているだけに、

 

《スタンピートのオールスター感がたまらなく好き》

《懐かしい面々めっちゃいた》

《いろんな立場の人が、これまでに関わりのあった人とも協力して強敵に挑むの楽しいね》

 

と視聴者も大満足だったよう。

 

しかし、いっぽうで、原作ファンからはこんな疑問が続出している。

 

《そういやスタンピードはどこの時間軸なんだろ?》

《てゆーか、スタンピード時系列いつよ???》

 

原作を正史とするならば、ルフィの懸賞金が15億ベリー、ギア4 “スネークマン” を使っている、ナミがゼウスを従えていることから、ホールケーキアイランド以降の話であることは確実。

 

また、ルフィの懸賞金が変わっていないこと、キラーが常人として健在していること、七武海の制度が撤廃されていないことなどから、ワノ国編以降の可能性は低そう。

「となると、『ホールケーキアイランド組』と『ワノ国組』に別れていた麦わらの一味が全員集合しているという決定的な矛盾が生まれてしまいます。
また、カイドウの手下となったドレークやホーキンス、拘束されているキッドがいること、その時点でボニーの海賊団は壊滅しているはず、という点も辻褄が合いません」(芸能ライター)

 

ほかにも、“強さの設定” に合点がいかないという人も。

「18歳時点でバレットの強さは、ロジャー海賊団副船長の冥王レイリーに匹敵したと説明されています。
しかし、そんな実力者のバレットと20歳時のクロコダイルが戦って決着がつかなかったというのです。

レイリーは年老いた今も海軍大将と同等以上の強さを持っていますが、クロコダイルのほうはアラバスタ編で『覇気』や『ギア2』を覚える前のルフィに敗れています。

王下七武海加入前のクロコダイルの懸賞金は8100万ベリー。
レイリーに匹敵するバレットと “互角” だったにしては額が低すぎます。
8億ベリーならまだ納得もいきますが……」(前出・芸能ライター)

 

最新作では人気キャラであるシャンクスの秘密が明らかになると期待されているが、劇場版は “パラレルワールド” だと割り切って楽しむのが正解か。