元卓球選手で五輪メダリストの福原愛に降ってわいた「子ども連れ去り騒動」が泥沼化している。

 

騒動の発端は、7月24日に福原の元夫で台湾の卓球選手・江宏傑氏がInstagramで「昨日の夜から今まで電話にも出ないし、メッセージもない。これが家族への優しさだというのか」と不穏な書き込みをしたことだった。

 

この前日、福原は台湾で暮らしている娘と息子と約1年半ぶりに再会。
そのまま息子を連れて日本へ帰国したのだが、これに江氏が「福原が子どもを連れたまま連絡が取れなくなった」と訴えたのだ。

 

台湾のネットは「子どもの無断連れ去りか」と騒然となったが、福原は「弁護士を通じて合意し、江さんは私が子どもを一時的に連れ帰ることを知っていた」とする声明を発表した。

 

その後、福原の現役時代のコーチだった張莉梓氏がSNSで
「1年半も子供に会えない母親の気持ちを誰が理解できるでしょうか?」
「父親(江氏)は子どもが母親と一緒で安全であると知っていながら、ウソをついて冤罪をつくり出した」
と援護射撃。

続いて、福原も
「子どもを連れて行こうとしたら江さんが妨害してきたので、警察に通報して司法的に処理するしかなかった」
と内幕を暴露して江氏を非難した。

 

これに江氏が
「妨害はしていない」
「福原さんが突然、子どもの気持ちを顧みないやり方をしたことに不安を感じている」
などと反論し、互いの主張は平行線で泥仕合の様相を呈している。

 

台湾メディアなどの報道を総合すると、福原は台湾で暮らす子どもたちの「共同親権」を持っているものの、江氏がなかなか面会を許可せず、裁判所に訴えてようやく1年半ぶりに会えたのだという。

 

当初は子どもを2人とも日本に一時的に連れ帰る予定だったが、意思の疎通に齟齬があったのか、江氏が「2人とも連れて行くのは許さない」と言い出したようだ。
1時間近く口論を続けた挙句、警察が介入する事態になってしまったのだという。

 

結局、長女を置いて下の長男だけ連れていくことになり、感情的なゴタゴタがあったせいか、福原は「子どもにビデオ通話で無事を報告させる」という約束を破ってしまったようで、そうした行動が江氏の怒りに火をつけたとみられている。

 

どうやら「無断連れ去り」は濡れ衣だったようだが、それでも台湾や日本では福原を非難する声が目立っている。

 

現在、福原は都内の高級マンションで恋人の男性と同棲中とされる。
この恋人とは、離婚前の2021年3月に熱愛が報じられた元大手商社マンのA氏で、後に「W不倫」だったことがわかって炎上騒動になった。

 

福原は台湾から連れ帰った長男とマンションに戻っており、大手商社を退社して福原のマネージャー的な立場になったというA氏もそこに住んでいる。
2日付の「女性自身」(光文社)のWEB版では、A氏がベランダでプール遊びをする福原の長男の遊び相手をしている様子が伝えられた。

 

ある意味、江氏にとってA氏は「妻を奪った男」ともいえる。
元妻の不倫相手が大事な長男の面倒を見ているとなれば、江氏が感情的になるのも仕方ないのでは……という見方があり、福原への批判と江氏への同情につながっているようだ。

 

いずれにしても、元夫婦の感情的なこじれは今後さらに悪化していきそうな気配。
互いのエゴをぶつけ合うよりも子どもの幸せを第一に考えてほしいが、はたして……。