28日、菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系、毎週月曜21時~)の最終回が放送され、含みをもたせたラストに「どういうこと!?」「これで終わり?」「モヤモヤする」と驚き&戸惑いの声が寄せられている。
最終回は15分拡大で放送された(※ネタバレあり。最終回の詳細に触れています)。
本作は、累計発行部数1,500万部を突破する田村由美の人気漫画を原作に、菅田演じる天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が淡々と自身の見解を述べ難事件や人の心の闇を解きほぐしていくミステリー。
最終回では、前半は美術展を見終えた整が東京へ帰る新幹線で遭遇するミステリーがワンシチュエーションで展開。
後半では、妹・愛珠(白石麻衣)の死の真相を探っていた犬堂我路(永山瑛太)と、ジュート(北村匠海)の対峙、そして備前島操(びぜんじま・みさお/船越英一郎)警部や風呂光(伊藤沙莉)が捜査中の猟奇的な連続殺人事件が、22年前に羽喰玄斗(はぐい・げんと/千原ジュニア)が引き起こした連続婦女暴行殺人事件とつながっていくさまが描かれた。
「Episode 2.5」と銘打たれた最終回。
前話では我路が3話以来再び姿を現し、愛珠が遺した手紙に記されていた「ジュート」という人物の正体を突き止めるまでが描かれたが、最終回ではこのジュートが何者で、愛珠の死にどう関わっていたのかが明かされることに。
終盤では、連続殺人事件を捜査中の備前島警部と、第5話で整が入院先で出会った元刑事の牛田悟郎(小日向文世)がつながり、さらに5話で整の元に我路から届いたドライフラワーと指輪の伏線も回収された。
妹の死の真相を突き止めた我路だが、いまだ残る謎も。
ジュートが愛珠に紹介したというカウンセラーの存在が浮上し、その人物は我路が整に送ったジュートのラピスラズリの指輪、そして我路が寄木細工の箱から発見した愛珠の指輪の送り主だという。
我路が整と再会し、ある言葉を告げるラストシーンは、ここからまだ物語が続く、新しい物語が始まるかのようなニュアンスだった。
放送後、ドラマの公式SNSでは「また、どこかでお会いできる日を、楽しみにしています」のコメントと共に整の後ろ姿の写真を投稿。
10分足らずで1.2万件以上の「いいね!」と2,500件以上リツイートされる反響があり、「続きありますよね?」「期待しています」とドラマのシーズン2や映画化を希望する声が殺到している。
本ドラマは、整の謎解きに加え、事件から浮かび上がるいじめ、虐待、ストーカーなどセンシティブな社会問題を巡る整の持論、そして長セリフを鮮やかにこなす菅田の演技が話題に。
見逃し配信の再生数の合計は1クールで3,000万再生を超え、民放テレビ番組初の快挙を成し遂げた(ビデオリサーチ調べ)。