人気No,1のフリマアプリ「メルカリ」。
“なんでも売れる”とはよく聞くが、“何でも売っていい”わけではない。
知らずに禁止商品を出品するとペナルティを受けてしまうこともある。
2021年12月24日には、出品禁止商品が追加されているので、メルカリのべテランも必見!

 

2021年9月単月で、月間利用者数が2,000万人を突破した人気No,1フリマアプリ「メルカリ」。
誰でも気軽に不用品を出品できるのが便利なメルカリだが、まず確認しておきたいのが出品禁止商品だ。

 

知らずに禁止商品を出品してしまうと違反行為とみなされ、最悪の場合はアカウントが削除されてしまうこともある。

 

しかし、なかには見逃してしまいがちな、意外なものも禁止になっていることがある。
そこで今回は、メルカリでも意外性のある出品禁止商品をピックアップしたので、これからメルカリで出品しようと考えている人は、是非確認してもらいたい。

 

2021年12月24日には、出品禁止商品が追加されているので、メルカリのベテランでも要チェック!

 

【1】使用期限が切れた化粧品や個人的に輸入した化粧品
使用済みの化粧品でも売れやすいのがメルカリの特徴。
確かに、気になる化粧品を試しにちょっとだけ使いたいときや、高級ブランドの化粧品を安く買って試したいといった女子のニーズに合致している。
だが、化粧品なら何でもメルカリで売っていいというわけではない。
まずは、使用期限が切れた化粧品は出品禁止だ。
また、製造番号・製造記号(ロットナンバー)や成分表示が、商品本体やその外箱に記載されていないものもNG。
そのため、瓶を入れ替えたものなども出品禁止商品に該当する。
なお、長引くコロナ禍で海外に行けないため、個人輸入した化粧品が余った人もいるかもしれないが、個人的に輸入した化粧品についても、メルカリでは出品が禁止されている。

 

【2】開封済みのサプリメントや健康食品(医薬品)
サプリメントや健康食品を大量に買ったものの、途中で止めてしまったという人もいるはず。
もったいなので、残りをメルカリで出品したくなる気持ちは分かるが、開封済みのものは安全面から出品禁止となっている。
そもそも、新品未開封の場合でもサプリメントや健康食品は、医薬品医療機器等法に触れてしまう可能性があるので、出品するにはそれなりの知識が必要になってくる。
医薬品に該当する成分を含む商品は出品できないし、海外からの並行輸入品も出品が禁止されているので、専門知識がない人は、このような商品の出品はしないほうが無難だろう。

 

【3】使用済みの学生服や体操着(クリーング済でもNG)
ちょっと意外だと思われるかもしれないが、メルカリでは青少年保護・育成および衛生上の観点から、使用済みの学生服や体操服は出品禁止となっている。
卒業した自分の制服や子どもの使用済み体育着などは、たとえクリーニングしてあっても、メルカリには出品できないのだ。
ただし、競泳用水着やレジャー用水着、コスプレ用のジョークグッズなどであれば出品可能となっている。

 

【4】手作りのアニメグッズやアイドルグッズ(知的財産権を侵害する商品)
メルカリでは、手作りのアクセサリーやグッズの出品は認められているが、著作権や商標権を侵害する可能性がある手作り商品は出品禁止となっている。
具体的には、人気アニメやゲームのキャラクターや人気アイドルの写真、ロゴマークなどを使った二次創作商品(マグカップ、クリアファイル、缶バッジ、うちわなど)は出品NGだ。
もちろん、人気ブランドのロゴを模したものや、商品名や商品説明に「○○風」などキャラクターやブランドの名前を使うことも禁止されている。
ちなみに、メルカリでは「Ingress」と「宇宙兄弟」の二次創作物はライセンス契約をしているので、10%のライセンス料を支払うことで出品可能となっている。
この場合は、メルカリの出品ガイドラインに準じていることが条件となるが……。

 

【5】国内の貨幣や記念硬貨・使用可能な海外紙幣
以前、メルカリでは今すぐに現金を手にしたいというユーザーのために、一万円札を一万円以上で出品するケースが後を絶たなかった。
しかし、これが社会問題になったため、基本的に現在国内で流通している貨幣は出品できなくなった。
コレクターには人気のある記念硬貨も例外ではない。
また、現在使用可能な海外紙幣についても出品が禁止されているので、コロナ禍で海外に行けないからといって、余っている外国のお札を出品することはできないので注意しよう。

 

【6】商品券やギフト券(iTunesカードやAmazonギフト券)
メルカリでは、現金や記念硬貨だけでなく商品券やギフト券のような現金に準ずる商品の出品もNGとなっている。
近所に金券ショップがないと、ついメルカリで出品して現金化しようと考えがちだが、たとえば、iTunesカードやAmazonギフト券などのオンラインギフト券など、金銭と同等に扱われるものはすべて出品禁止となっている。
ほかにも、航空券や乗車券、切手、収入印紙、宝くじ、勝馬投票券、貴金属の地金なども対象となるほか、面白いところでは領収書やレシートの出品も禁止なので注意したい。

 

【7】残高のあるプリペイドカード(QUOカード、図書カード、テレホンカードなど)
メルカリでは2021年12月24日にメルカリガイトを一部改訂し、残高のあるプリペイドカード類(QUOカード、図書カード、テレホンカードなど)の出品が禁止となった。
残高があるプリペイドカードは、不正行為に利用されてしまう恐れがあるため、出品量や取引内容によって一部規制されていたが、今後は出品量や取引内容に関わらず出品禁止となった。
なお、似たようなものでは、チャージ済みのプリペイドカード類(Suica、楽天Edy、nanaco、WAONなど)も出品禁止商品となっている。

 

メルカリにハマってしまうと、ほかにも売るものはないかと家中を探し回ってしまう人も多いが、なんでも出品していいわけではない。

 

禁止されている商品を出品すると、メルカリ側から出品が削除されるほか、何度も繰り返す悪質な出品者に対してはアカウントが削除されペナルティを受ける場合もある。

 

メルカリで商品を出品するときは、必ず事前に「メルカリガイド」でしっかり出品が禁止されているものを確認するようにしよう。