フィギュアスケート男子で2018年平昌冬季五輪銀メダルの宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=と、女子で16年世界ジュニア選手権女王の本田真凜(20)=JAL=が交際していることが31日、分かった。

 

関係者によると、二人は14年の国際試合で知り合い、交際期間は約3年におよぶという。
宇野は真凜との〝銀盤愛〟を育みながら、北京冬季五輪で2大会連続のメダル獲得を目指す。

 

北京五輪イヤーに、氷を溶かすようなホットな交際が明らかになった。
2月の北京五輪で2大会連続メダルに挑むトップスケーターと、圧倒的な表現力を誇る銀盤のヒロインが愛を育んでいた。

 

関係者によると、二人の出会いは2014年に台北で開催されたアジアンオープントロフィー。
本田家の5人きょうだいの長男で、元フィギュアスケート選手の太一さん(23)と宇野が旧知の仲だったこともあって親交を深め、交際に発展した。

 

約3年前に真凜の妹で芸能活動もする望結(みゆ、17)、紗来(さら、14)と会ったスケート関係者は「『お姉ちゃんにはいい人がいるんだよね』とうれしそうに話していました」と振り返る。
両家は家族ぐるみで親交があり、「二人の交際をお互いの家族が応援している感じでした」と話している。
フィギュア関係者の間では「真凜ちゃんがここ数年でよりきれいになった」と話題になっていたという。

 

二人はアイスショーで共演した際、衣装であるコスプレ姿のツーショット写真をSNSにアップ。
20年9月には宇野のYouTubeチャンネルでリモート対談し、第一印象について宇野が「元気」と語れば、真凜は「ボールで遊んでくれるお兄さん」と笑顔。
続けて「今は、落ち込んだときに名言や染みる言葉をたくさん掛けてくれる」と支えられていることを明かしていた。

 

また、同じストラップを使用していることなどから、ファンの間では交際が噂されていた。
真凜は昨年12月の全日本選手権を21位で終えた。
20年大会は、ショートプログラム(SP)の朝にめまいを感じ、棄権。
その後はジャンプが跳べなくなるなど不調に陥ったが、全日本のSPではサルコー-トーループの連続3回転ジャンプに成功。
表現力豊かな演技を披露し、観客の拍手を浴び、「やっぱり自分はここが好き」とかみしめた。
現在は明大2年生。
卒業を機に引退する意向で「過去の自分を超える完ぺきな演技をしたい」と高みを目指す。

 

宇野は全日本選手権で、優勝した羽生結弦(27)=ANA=に次ぐ2位に入り、北京五輪出場を決めた。
今季は「もう一度、世界のトップで戦える存在に」をテーマに掲げ、フリーで4回転ジャンプを4種類5本組み込んだ難度の高い構成にチャレンジするなど攻めの姿勢を貫く。
2大会連続の表彰台が懸かる大舞台に向けては「(五輪までに)トップを目指せる練習をして、トップ争いで名前が挙がる状態で挑みたい」と闘志を燃やす。

 

日本のフィギュアスケート界を代表する二人の交際。
宇野は来月、北京五輪を控える。
大舞台での演技とともに、真凜との〝銀盤愛〟の行方にも注目が集まる。

 

■宇野 昌磨(うの・しょうま)
1997(平成9)年12月17日生まれ、24歳。
名古屋市出身。
中京大中京高から中京大。
トヨタ自動車所属。
5歳でスケート靴を履き、2016年4月に国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上初めて4回転フリップを成功させた。
18年平昌冬季五輪銀メダル。
19年四大陸選手権優勝。
グランプリ(GP)シリーズは6勝。
158センチ。

 

■本田 真凜(ほんだ・まりん)
2001(平成13)年8月21日生まれ、20歳。
京都府出身。
大阪・関大高から青森山田高に転校し、20年3月に卒業。
明大2年。
JAL所属。
15-16年シーズンのジュニアGPファイナル3位、世界ジュニア選手権優勝。
昨年12月の全日本選手権は21位。
兄は元フィギュアスケート選手の太一さん(23)。
妹は子役として活躍する望結(みゆ、17)と紗来(さら、14)。
163センチ。