「名字を変えることに寂しさはあったかって? いやぁ、それはねぇ……」。
ツヤツヤの肌とニット帽をかぶった若々しい姿の女性が言葉を濁し、困った表情を浮かべる。森田剛(42才)の母親だ。
2021年11月2日、森田はジャニーズ事務所退所の翌日に、妻の宮沢りえ(48才)と新事務所「MOSS」を設立することを発表。
12月1日にはツイッターとYouTubeを同時に開設した。
「ツイッターではラーメンを食べる姿など私生活が公開され、ファンは大喜び。
一方で、りえさんとの一心同体ぶりに複雑な思いを抱く人もいるようです」(芸能関係者)
現在、りえは主演舞台『泥人魚』(12月6〜29日・シアターコクーン)の真っただ中。
舞台関係者はこう話す。
「森田さんは、りえさんを会場へ送り迎えするほどの献身ぶり。
V6の解散ライブという山場を越え、サポートに徹しているようです」
さらに「妻と一生を共にする」という決意の表れなのだろうか。
森田は名字をりえの姓「宮澤」に変えていたのだ。
弁護士の北村明美さんはこう解説する。
「法律上、結婚時に夫か妻の姓を選択しますが、男性が名字を変えるのは、全体の4%ほど。
世間の目を気にして夫の姓を選ぶ夫婦が多い。
ただ、再婚で妻に連れ子がいる場合、子供の気持ちを優先して、妻の姓を選ぶ夫婦も増えています」
りえには前夫との間に生まれた12才の娘がいる。
森田に懐いていて、早くから良好な親子関係が築けていた。
「娘さんの学校生活などを考えて名字を変えず、家族3人同じ姓を名乗るための選択なのでしょう。
家族を愛する森田さんにとっては合理的な決断だったはず」(森田の知人)
森田の母親は「詳しいことは私からは言えない」と話しつつも、納得済みだという。
その母が続ける。
「(結婚のときに)連絡をもらっていますから。
寂しさはありませんよ。
りえさんは私にまで日々の電話や贈り物も欠かさない、本当によくできた奥さんです。
夫婦のことを信頼していますから、ふたりの考えを支持しています」
今後も芸能活動は森田剛のまま。
ファンはむしろ森田の家族愛に触れ、心が温かくなっていることだろう。