半袖短パンに、靴下をはかない素足でのローファー姿。
お馴染みの格好でマスクもしないまま、東京・港区の超高級タウンを歩いていたのは、石田純一(67才)。
午後8時すぎ。
雑居ビル地下の会員制バーに入っていく。
このあたりは数多くの芸能人が毎晩のように現れるエリアである。
店を出てきたのは、日付の変わった午前0時すぎ。
マスクをしていないために、すぐに顔がバレしてしまい、通りがかったカップルの女性から「あっ、石田さんじゃないですか~」と声もかけられたが、とろんとした視線で足元もふらついている石田は、笑顔で会釈するだけ。
路上で拾ったタクシーに乗り込むと、自宅方向へと走り去っていった。
この日は、東京都内は緊急事態宣言が出されていた7月22日。
あるワイドショーデスクは「ここまでくると、懲りないレベルを超えて、もはや強いポリシーさえ感じますね」と、呆れるように苦笑いする。
石田を良く知るある芸能関係者は「石田さんが入ったのは、彼の知人が経営している会員制バーだと思いますよ。おそらく貸し切りで飲んでいたのでしょう」と話した。
石田といえば昨年4月県外移動を強く自粛要請された国内初の緊急事態宣言発令下、沖縄のゴルフ場でコロナを発症。
ゴルフ場と宿泊先ホテルを一時的に臨時休業させてしまい、本人も一時は危険な状態に陥ったほどだ。
それでも退院後に飲みに出歩く姿を何度も撮られて、大バッシングを浴びた。
複数のスポンサーから契約を解除され、テレビ出演もなくなるほど仕事が激減。
妻の東尾理子(45才)との離婚危機までささやかれたほどにどん底に突き落とされたが、それでも飲み歩きはやめられないようである。
くしくもこの日の午後に出演したラジオ番組「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(文化放送)で「毎月PCR検査、抗体検査をやっています。抗体がいつぐらいに無くなるのかとか、入院していた病院とかにデーターを欲しいと言われて」と明かしていた。
前出の石田を良く知る芸能関係者が、彼の思いを代弁する。
「ワクチン接種も済ませたし、お店も貸し切りにして飲んでいる。
つまり感染対策はしているから、彼の中では『ここまでしてるんだから普通に飲み歩いてもいいでしょう』という思いなんでしょうね。
SNSで叩かれることなど本気で気にもしないし、ある意味、とことん“心のままに”です。
石田さんは一見、物腰が柔らかで人の良さそうな雰囲気を醸していますが、強烈な個を持っている方。
いくら世間から批判を受けても、自分がこうと思ったら意思を貫くタイプ。
良いか悪いかは別として、とにかく強いメンタルの持ち主です」
思えばトレンディ俳優としてブレイクして以降、ドラマや映画よりワイドショーが主戦場となった。
ここまで長く“お騒がせタレント”として第一線を走り続けられるのも、メンタルの強さゆえか。
とはいえ、くれぐれも感染にはご注意を。