’23年最強の開運日ともいわれる8月4日、フィギュアスケーターの羽生結弦が突然、結婚を発表した。
「数字の“1”にこだわる羽生さんらしく、夜11時11分に自身のX(旧ツイッター)で報告文が投稿されました。
ただ、その中で結婚について触れているのは、たった1行だけ。
ほかはスケートについてと周囲への感謝を綴っているのみでした」(スポーツ紙記者、以下同)
ネット上では〈スケートと結婚した〉とまで言われたほど。
あまりにベールに包まれた結婚発表に「お相手は誰か?」の“考察”も白熱した。
「国民的アイドルグループの元メンバーや、世界で活躍するピアニスト、’16年に熱愛を報じられて、羽生さんが交際を強く否定していた高校の同級生などが浮上しました。
8月17日発売の『女性セブン』では“仙台の一般人”とも掲載されました」
いったい“本命”は誰なのか……。
「かつて、インタビューで好きなタイプを聞かれた際には“基本はスケートをやっている人がいい”“性格はキツい感じの人”などと答えていました。
これまで名前があがった人の中には、どちらにも当てはまっている人はいませんね(笑)」
結婚を発表する約1年半前、羽生の生活には大きな変化があった。
「昨年3月、仙台市にある高層マンションの最上階の隣り合った2部屋を、自らの名義で購入しているんです。
それまで家族で暮らしていた自宅もまだ手放してはいませんが、生活の拠点は高層マンションに移しています」(スケート連盟関係者)
ただ、同じマンションの住民に話を聞いてみたが、お相手はもちろん、羽生の暮らしぶりについても、知る者はいない。
そんな中、週刊女性はお忍び新婚生活を支える新妻の正体を独占キャッチ!
羽生の心を射止めたのは、どんな女性なのか。
「羽生さんより8歳上の美女で、元バイオリニストのA子さんです」(フィギュアスケート関係者、以下同)
多くの音楽家を輩出している有名音大出身なのだそう。
「かつては芸能事務所にも所属し、音楽番組に出演したり、CDのリリースもしていました。
幼いころからコンクールで活躍し、著名なアーティストとのコラボレーション経験も豊富です。
フィギュアスケートをしてはいませんが、スケート界との関わりも深い方ですよ」
これについて、羽生の個人事務所『team Sirius』に問い合わせたところ、
「プライバシーに関わるご質問であり、回答は控えさせていただきます」
と、否定はしなかった。
A子さんは、“羽生結弦”という世界的スターとの結婚を前に、夫を支えるべく大きな決断をしていたという。
「バイオリンを“恋人”とも話していたほどなのに、’22年11月以降、イベントやコンサートへの出演が一切なくなったんです。
SNSのアカウントやホームページも、すべて削除されています。
引退コンサートなども行わずに、ヒッソリと表舞台から姿を消しています」(前出・フィギュアスケート関係者)
かつての所属事務所に、引退の理由や現在のA子さんについて聞いたが、
「退所した人のことですので、答える立場にありません」
とのことだった。
“恋人”を捨てる覚悟を決めて、羽生家の一員となったA子さん。
9月中旬、その印象について聞こうと、仙台市内に暮らす羽生の祖父を訪ねた。
しかし、返ってきたのは意外な反応だった。
「“結婚した”とだけは聞きました。でも、相手のことは名前も何も知らなくて……。
忙しいみたいで、ゆづに会ってもいないんです」
祖父にも秘密を守り抜く徹底ぶり。
A子さんが生まれ育った地元にも足を運んだが……。
「コロナ禍に少し帰ってきているのは見かけたけれど、もともとあまりここにはいないようですよ。
お父さんはもう亡くなっているので、実家ではA子ちゃんのお母さんがひとりで暮らしているのですが、“娘が結婚した”という話もまったく聞きませんね」(近隣住民)
やはり、羽生との関係については誰にも知られていないようだ。
9月中旬の夜、帰宅してきたA子さんの母親に話を聞くことができた。
A子さんによく似た雰囲気の、気さくな女性だ。
――A子さんのご結婚、おめでとうございます!
声をかけると、驚いた様子を見せながらも、丁寧に対応してくれた
――A子さん、結婚されましたよね?
「はい。結婚しましたよ」
――いいお相手でよかったですね。
「ありがとうございます」
と、A子さんが結婚したことは認めてくれた。
しかし、羽生については、
「詳しいことはよくわからないんですよ。ごめんなさい。いつかお話しできれば……」
と、明言することはなかった。
羽生家のトップシークレットとして守られているA子さんは、今年の春ごろに仙台での生活を始めている。
前述のとおり、フィギュアスケートとの関わりも深く、
「口を開けばスケートのことばかり」(前出・フィギュアスケート関係者、以下同)
だという羽生とも話が弾むことだろう。
「A子さんは、あるアイスショーで見た日本のトップ選手の演技や表現力に魅了され、その影響を受けて、バイオリンの表現も進化していったそうです。
以降、フィギュアスケートの大会のテーマソングの演奏を担当したり、国内外のトップ選手との共演も数多く経験。
羽生さんが世界選手権で演じたこともあるプログラムを、ともに披露したこともありました」
また、羽生との共通点も多い。
「羽生さんのスケート人生が始まったのは4歳だそうですが、A子ちゃんがバイオリンを始めたのも、同じく4歳なんです。
幼少期から芸術にすべてを捧げてきたふたりですから、共鳴する部分も多いでしょうね」(A子さんの知人、以下同)
芸術家としての一面にも、重なるものがあるという。
「A子ちゃんは、世界に通用する“唯一無二の存在”を夢見て、クラシックという枠にとどまらず、新たな道を切り開いてきました。
羽生さんも、’22年7月のプロ転向後、前人未到の東京ドームでのアイスショーを実現させるなど、まさに唯一無二のスケーターです。
バイオリンとスケートというそれぞれ別のものを極める中で、同じ場所を目指していたのです」
そして何より、羽生の“使命”にも共感できる存在なのだそう。
「羽生さんが16歳のとき、『アイスリンク仙台』での練習中に東日本大震災が起きました。
自身が被災した経験から、被災地のためになる活動を積極的に行っています。
昨年3月11日には、震災当時に遺体安置所だった場所で、人々に希望を届けるべく、アイスショーを開催。被災地について考えていくことが、自身の使命だとも話していました」(前出・スケート連盟関係者)
A子さんも、復興支援活動に積極的に参加していた。
「A子ちゃんは、10代のころにコンクールで仙台を訪れていました。
このこともあり、震災の翌年に行われた復興支援イベントに参加したり、A子ちゃんの地元で行われたチャリティーコンサートにも出演しています」(前出・A子さんの知人、以下同)
そこで演奏するのは、羽生にも強い思い入れのある一曲だ。
「羽生さんもエキシビションなどで演じている、東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』を披露していたんです。
その演奏に涙を流す人もいるほど、心のこもった渾身の一曲でした」
こうした姿勢に、心を打たれたのだろう。
「羽生さんの思いは常に、地元・仙台とともにあります。それに寄り添えるA子さんは、ピッタリのお相手だといえるかもしれませんね」(前出・フィギュアスケート関係者、以下同)
ただ、結婚したからといって、スケーターとしての羽生の姿勢は変わらない。
「これからも“羽生結弦”のスケートを極め、新たな世界を見せ続けてくれることでしょう」
羽生は永遠に進化し続ける――。