ジャニーズ事務所は7日、都内ホテルで記者会見を開き、故ジャニー喜多川前社長による性加害の事実を正式に認めて謝罪した。
問題を放置してきた責任を取って、今月5日に藤島ジュリー景子代表取締役社長(57)が辞任したこと、所属俳優・東山紀之(56)の新社長就任を発表。
会見にはジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)を含めた3人と顧問の木目田裕弁護士が登壇した。
東山は年内をもってタレント引退、事務所の株式100%を所有する藤島氏は当面代表取締役を継続し、被害者救済の責任を担う。
全ては「外部専門家による再発防止特別チーム」による調査結果を受けての対応で、1962年6月の事務所設立以降、事務所幹部が出席する記者会見は初めてとなった。
会場には300人の報道陣が集結。
スチールカメラ62台、ムービーカメラ39台がズラリと並んだ。
午後2時から4時間12分に及んだ会見で何が明らかになったのか。
主な内容は下記の通り。
・ジャニー氏の性加害を認めて謝罪
・藤島氏の代表取締役社長辞任(当面は代表取締役を継続、被害者救済と補償を担当)
・広報を担当してきた白波瀬傑代表取締役の辞任
・東山の代表取締役社長就任、10月1日に新体制発表
・東山は年内でタレント引退、テレビ朝日系『サンデーLIVE!!』のMCは既に降板
・ジャニーズ事務所の社名は変更せず。ただし、今後は検討
・事務所として被害者救済、補償に全力を注ぐ
・藤島氏の株式100%所有は当面継続し、私財からも被害者への補償を拠出
・ジャニー氏への思い 東山「誰も幸せにしなかった。喜多川氏のやったことは鬼畜の所業」、井ノ原「何てことをしてくれたんだ」
・メリー喜多川前副社長によるメディアへの圧力は否定、藤島氏「その場面は直接見たことはなかった」「私からはない」
・今後の取材対応について、東山「公平にやっていきます」
・ジャニー氏のギネス記録削除
・東山自身のセクハラ疑惑 「覚えていない。あったかもしれないし、なかったかもしれない」