「正直驚きました。受かるとも思ってはいなかったし、まさか2位でいけるとは思っていなかった」
27日の千葉県八街市議選(定数20)で1415票を集め、初当選した元「モーニング娘。」後藤真希(37)の弟でダンスボーカルユニット「EEJUMP」の元メンバー後藤祐樹氏(37)が28日、記者会見を開き、抱負を語った。
同市議選は24人が立候補し、後藤氏は2位タイの得票数。
会見で「当選してうれしいということはないし、ゴールではない。良くも悪くも知名度があるし、見られていると思う」と語っていた通り、後藤氏の「悪い知名度」といえば、芸能界引退後の2007年に強盗傷害容疑で逮捕され、懲役5年6月の実刑判決を受けていることだ。
「後藤さんは主犯格として、友人と共に建設工事現場に不法侵入し、銅線を盗み、転売する窃盗を繰り返していたほか、東京都内の工事現場で警備員を殴打し、銅線を強奪しました。
銅線の窃盗は近年、中国や東南アジアなどの市場で需要が急増し、銅の価格が高騰したために手っ取り早く金になる犯罪として増えています。
背後には転売、密売する別の仲間、組織がいる可能性があり、単なる窃盗犯とは異なります」(司法ジャーナリスト)
後藤氏も2022年6月に出演した「ABEMA TV」で、自身の銅線窃盗事件について振り返った際、「僕の時は銅線が1キロ500円とか、ものによってはそれ以上ぐらいの値段で売れる時で、僕は1回で2トンとか3トン売っちゃうような感じですね」などと答えていた。
「真摯に受け止めないといけない。
これから頑張れば、そういった声も減らしていける。
見返したいし、自分へのやる気にしかつながらない。
同じ境遇で同じような人生を歩んできた方でも、しっかり前を向いて頑張っていれば応援してもらえるというのをわかってもらいたい」
過去の逮捕歴を指摘する声に対し、こう語っていた後藤氏だったが、ネット上では早速、こんなツッコミが……。
《「見返したい」はおかしい。見返すは、過去に受けた侮りや辱めに対する仕返し。あなたは自らの意思で犯罪に手を染めた。まったく違います》
《同じような境遇って?姉のおかげで芸能界デビューという素晴らしい環境にいたじゃないか。その時、しっかり前を向いて頑張ったのか》
《犯歴を軽く考えているような。これからは市民があなたの行動を見続けていることになる》
後藤氏の今後の議員活動は、選挙運動以上に厳しいイバラの道になりそうだ。