『サンデーモーニング』(TBS系、以下『サンモニ』)のMC・関口宏(79)の“失言“が止まらない。
かねてから毎週のようにその自由すぎる発言や振る舞いで注目されてきた。
「15日の放送でWBCの侍ジャパン入りが決まった米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー選手(25)について『よく存じ上げない方が選ばれた』と発言。
さらに昨シーズンの成績が打率.228、本塁打14、打点40と紹介されると『申し訳ないけど、この成績でどうして侍ジャパンに選ばれたのかな』と納得がいかない様子でした。
これに対してSNSでは『MCなんだから少しは予習してきてほしい』『大リーグの成績と日本の成績を単純に一緒にするな』という批判が殺到しました」(スポーツ紙記者)
さらにこんな失言もあった。
改めて、昨年の失言を列挙してみると…。
・初出演したサッカー日本代表の森保一監督の紹介VTRをすっ飛ばしてコーナーを進行しようとして、コメンテーターの上原浩治氏から“喝”を入れられる。(12月25日放送)
・東京ヤクルトスワローズを退団し、NPB以外での現役続行を示唆している内川聖一氏が出演。関口は、「何が原因で引退された?」と質問。コメンテーターの槙原寛己氏が慌てて、「いや、まだ引退って決めてないですよ。まだ、やるかもしれません」とフォローするも、関口は、「引退って聞いていたんだもん」と口を尖らせた。(11月13日放送)
・ヤクルトの村上宗隆選手のバッティングについて元ソフトバンクの松中信彦氏が時間をかけて詳しく解説をしたのに対して「素人にはよくわからない」の一言ですべて台無しに。(9月25日放送)
・NBAでプレーする八村塁選手について、放送の約1ヵ月前にはシーズンを終えていたにもかかわらず「最近あんまり聞かないね」「調子悪いんだろうね」と発言し、「そんなことも知らないのか」と炎上。(5月15日放送)
・元プロ野球選手の斎藤雅樹氏と上原浩治氏に対して「開幕投手って名誉なことなの?」と質問。2人が「もちろんです」と答えたのに対して「ああ、そうですか」とあまりに素っ気なく返答をしたことから、プロ野球ファンから批判を受ける。(3月13日放送)
・北京五輪スピードスケート1000mで金メダルを獲得した郄木美帆選手について、「この人なにが凄いんですか?」と、解説の岡崎朋美氏に聞き、岡崎氏が丁寧に説明したにもかかわらず、「なんかよくわかりませんが」とつぶやく。岡崎氏が、「ちゃんと聞いてくださいよ」と笑いながらも憤慨するも、「聞いていてもわからないんですよ」と開き直った。(2月20日放送)
これでもほんの一部。
かつて高視聴率を誇り、TBSの看板番組のひとつでもあったが、昨年11月には世帯視聴率9.0%となり、1ケタ台に落ち込んでしまった。
打ち切り説がまことしやかにささやかれるゆえんだ。
「関口氏はもともとスポーツにはそれほど深い見識がなく、視聴者目線と言えなくもないのですが、その自由すぎる発言が『MCらしくない』『ゲストに対して失礼』と取られてしまうことが多い。
加えてやはり失言の多かったコメンテーターの張本勲氏が一昨年で番組を卒業してしまったことから、なおさら“失言”が目立ってしまっているのです。
加齢や健康問題で発言がブレているということではないと思いますが…
ただ、番組の進行に粗さが目立つため、限界説がささやかれるのも致し方ありません」(前出・スポーツ紙記者)
日曜の朝に関口の元気な姿が見られることを願いたい。
しかし、そのためにも、やはり“失言”は、ほどほどにお願いしたいのだが…。