1988年にジャニーズ事務所からデビューし、93年に活動休止した4人組ロックバンド・男闘呼組(おとこぐみ)が16日、TBS系音楽特番「音楽の日2022」(後2・00)に出演し、29年ぶりの再始動を果たした。

 

岡本健一(53)を除く3人はジャニーズ事務所を離れているが、19年にメンバー全員で再会し、再始動を決意。
デビュー35年の節目となる来年8月まで期間限定の活動が決定し、10月に再活動ライブも予定している。

 

一世を風靡(ふうび)した4人の29年ぶりとなる復活に、放送直後からツイッターは「男闘呼組」がトレンド1位にランクイン。
ステージにそろう4人の姿に「胸熱…」「最高かよ。」「普通に鳥肌…!」と日本中に歓喜の声がこだました。

 

男闘呼組は、88年に「DAYBREAK」でジャニーズ事務所からデビュー。
同年のレコード大賞新人賞に輝き、88、89年には紅白歌合戦に出場。
本格ロックバンドとして名声をとどろかせ、93年に活動を休止した。

 

19年夏に4人は再会し、音楽スタジオで久々にセッション。
男闘呼組が奏でる音に確信を感じ、様々な思いを語り合った末に「この時代を共に生きる人々に、平和を願い音楽を届けたい」という思いで再始動を決意。
関係各所への調整を重ね、この日が実現した。

 

番組では、代表曲「TIME ZONE」「DAYBREAK」や、成田昭次(53)のソロ曲「パズル」を歌唱。
岡本と高橋和也(53)はアイコンタクトを取りながら、29年の空白を埋めるかのようにギターやベースをかき鳴らした。

 

高橋は「ずっとこの日が来ることを夢見ていました」と歓喜。
リーダーの前田耕陽(53)は「何年も前に事務所を離れた、僕の男闘呼組としての再始動を快く受け入れてくれたジャニーズ事務所に感謝すると同時に、この活動に恩返しができたら」とコメントした。

 

活動期間は来年8月まで。
10月15、16日には東京ガーデンシアターで再活動ライブの開催を予定している。

 

【男闘呼組メンバー コメント全文】
【成田昭次】

今日この発表が無事に行えたのは、ジャニーズ事務所を始めとする関係者の皆様、活動再開を信じて待っていて下さったファンの皆様、何よりメンバーの皆の尽力のおかげです。まずは心よりお礼申し上げます。

今日までに沢山のディスカッションやリハーサルを重ねてきましたが、4人それぞれの時間が過ぎ、より強固になった個性は未だにまとまる事がありません。

でもそのぶつかり合いが『男闘呼組』なのだと改めて気付かされました。

いくつになろうとも、挫折があろうとも、社会や家庭に責任を持ちながら、夢を追う事は出来るのだと、僕らを見て何か感じて頂ければ幸いです。

【高橋和也】

ずっとこの日が来ることを夢見ていました。
今は少し信じられないような想いです。
四人が揃って舞台に立てるなら何でもやるつもりです。
もちろんカッコ良くね!!
男闘呼組は俺たちと皆の永遠の憧れなのだから!!

【岡本健一】

今までも、これから先も、人生には予想の出来ない様々な出来事が起こります。
信じられないくらいの喜びや、とてつもない哀しみ、ありとあらゆることが世界中に溢れている中で、男闘呼組が再活動します。
メンバー自身で活動を休止した男闘呼組を、約30年も忘れずにいてくれたファンの方々の思い、行動してくれたスタッフの思いに、心から感謝いたします。
ありがとうございます。
映像や写真、活字では伝えきれない男闘呼組の作り出す世界を、是非とも、生のLIVEで体感して下さい。
一刻も早い世界の平和、皆が安心する社会を、強く願っています。

【前田耕陽】

1993年に活動を停止して以来、30年ぶりに再び4人揃ってステージに立てることに喜びを感じております。
突然の活動停止に戸惑いながらずっと僕らの再活動を待ってくれていたファンの方々!
メンバーそれぞれが違う道を歩きながらも、やはり原点はここにあったんだというステージを作りたいと思いますので是非、大人になった僕たちを感じに来ていただけたら、、、、
そして、何年も前に事務所を離れた僕の男闘呼組としての再始動を快く受け入れてくれたジャニーズ事務所に感謝すると同時に、この活動で恩返しができたらと思います。