宝酒造は20日、「宝焼酎25°」「タカラ焼酎ハイボール」など220品目で約1~8%の値上げをすると発表した。
6月1日出荷分から。
原料となるアルコール価格が高騰しているためという。
缶チューハイの「タカラ焼酎ハイボール レモン」500ミリリットル缶は参考価格で191円から194円に、「宝焼酎25°」4リットル入りは2912円から3022円になるという。
【焼酎甲類ならびに一部ソフトアルコール飲料等の価格改定について】
宝酒造株式会社は、焼酎甲類(連続式蒸留焼酎)ならびに一部ソフトアルコール飲料等の価格を2022年6月1日出荷分より改定いたします。改定後は参考小売価格で1〜8%程度の引き上げとなります。
近年、焼酎甲類等の原料となる粗留アルコール(※)の価格が上昇し続けており、今後も高止まりが予想されます。また同様に、燃料費、容包品費、物流費なども高騰しております。
こうした中、当社では安全・安心な商品を安定供給するべく、合理化と経費節減に努めてまいりました。しかしながら、企業努力のみでコストアップを吸収することは極めて困難な状況になったことから、今般、価格改定を行うことといたしました。
今後も引き続きお客様にご満足いただける商品を提供できるよう、努めてまいります。※焼酎甲類の主原料であるアルコールで、穀物、サトウキビ等を発酵させて蒸留したもの
【価格改定の内容】
1.改定時期
2022年6月1日(水)当社出荷分より実施
2.対象商品
*焼酎甲類(連続式蒸留焼酎)全アイテム*ソフトアルコール飲料のうち、下記アイテム
・タカラ「焼酎ハイボール」350ml缶、500ml缶 全アイテム
・「宝焼酎のやわらかお茶割り」335ml缶、480ml缶
・「宝焼酎の濃いお茶割り〜カテキン2倍〜」335ml缶
・「宝焼酎の烏龍割り」335ml缶、480ml缶、500mlペット*その他
・しぶぬき職人47° 360ml壜、600ml壜
・「寶スピリッツ」65% 600ml壜
・寶スピリッツ〜強炭酸レモンサワー用〜65% 600ml壜
アルコールの値上げは、燃料であるバイオエタノールの需要増の影響も受けている。
アルコールの原料となるサトウキビは、バイオエタノールの原料でもある。
バイオエタノールは環境負荷の少ない燃料としての需要が強まっている上、原油高もあり、原料の価格が上がっているという。