ワイドショーの取材に「詳細を話せば妻の仕事への悪影響もあるでしょう」と“意味深発言”を一度したのちは沈黙を貫く夫。
自分にも反省すべき点があったと省みながら、育児に奔走する日々や新たな挑戦に向かう姿を発信する妻。
その妻こそが小倉優子(38才)だ。
「雄弁は銀 沈黙は金」というが、この夫婦の場合はどうだろうか。

 

「最近は楽屋でも英語を集中的に勉強しています。
“やらされている”という感じはまったくなく、出番ギリギリまで参考書と単語帳を手放さないほどです(笑)。
受験勉強を楽しんでいるようにすら見えます」(テレビ局関係者)

 

小倉優子が大学受験に向けて猛勉強を続けている。
バラエティー番組『100%!アピールちゃん』(TBS系)の企画で早稲田大学教育学部を目指すことになったのだ。
手始めに中学生模試を受けるも、合格ラインの3分の1しか点数が取れないなど、かなり厳しい状況だ。

「実はこの企画は、小倉さんからの発案でもあります。
3児の母である小倉さんは、教育ママでもあり、小学3年生の長男を全国でも最難関の私立小学校に通わせています。
しかし小倉さん本人は、高校時代からグラビアアイドルとして活躍していたため、大学に通っていない。
子供には幼少期から大学進学を見据えた勉強をさせているのに、自分が問題を解けない状況を変えようと思ったみたいです。
『来春の受験までは、ほかの仕事を少しセーブしていきたい』と関係者にも相談をしているほどだと聞いています」(前出・テレビ局関係者)

 

3人の子供をワンオペで育てながら、仕事もこなし、さらに難関大学突破に向けた受験勉強となると、相当な覚悟が必要だ。
ここまでストイックになれるのには、別の理由もあるようだ。

「小倉さんは、夫である歯科医師のA氏との別居が3年目に入っています。
そして実は最近、離婚への決意がようやく固まったようなのです」(小倉の知人)

 

小倉の結婚生活は、波瀾万丈そのものだった。
2011年にヘアメイクアーティストの男性と結婚し、2012年に長男、2016年に次男を出産したが、次男の妊娠中に小倉の後輩タレントと夫の不倫が発覚。
2017年に離婚すると、2018年末にA氏と再婚した。

「子供のためにも早く再婚したいと思っていたようです。
離婚の後、小倉さんは周囲に『次は真面目な人がいい』と言っていましたが、A氏はまさに真面目な人。
2人の息子もA氏に懐いていたこともあって、小倉さんは再婚を決めたようでした」(芸能記者)

 

2020年2月に第3子の妊娠を発表したが、その直後に再びスキャンダルに見舞われた。

「2019年12月に、小倉さんが妊娠中にもかかわらずA氏が自宅を出てしまい、別居中だと報じられたのです。
原因は、小倉さんが夫に暴言を吐いたからとも、その逆だともいわれ、小倉さんは自身のSNSで《夫を支える妻として私の至らない点がありました》と投稿する事態に。
関係修復は困難かと思われていました。
しかし、身重の小倉さんには夫のサポートが必要不可欠で、三男が生まれた際には《主人からの思い遣りに感謝しつつ過ごしておりますので、どうか温かく見守ってください》とコメントするなど、離婚とは違う選択肢を模索する様子も窺えました」(芸能関係者)

 

しかし、小倉の思いもむなしく、ふたりは弁護士を通してでないとやり取りができなくなるなど、状況が好転することはなかった。
そんな折、小倉は3人の子供を連れて、都心部のマンションからA氏の職場近くの一戸建てに移り住んだ。

「都心から離れたのは、子供を伸び伸びと育てたいという意向のほか、家の中にA氏のためのプライベート空間を確保したいという狙いがあったようです。
ギスギスした空気が流れたときにA氏の“逃げ場”があれば、と部屋数が多い一戸建てを選び、夫が戻ってきやすい環境づくりに努めていたようです。
しかし、A氏が戻ってくることはありませんでした」(前出・芸能関係者)

 

そこまでして復縁を望み、努力も続けていたはずなのに、なぜ、小倉の気持ちは離婚へと傾いたのか。
前出の小倉の知人が語る。

「結局、何をしても夫は戻ってこないと悟ったようです。
復縁を諦めただけでなく、もう結婚そのものがこりごりだと言っています。
別居が3年目に入ったことで、小倉さんも気持ちが切り替わった。
しかも、離婚に際して養育費などのA氏からの支えを受けるつもりもないようなのです」

 

小倉は、別居期間を通してA氏から生活費などを受け取っていなかったという。

「別居当初から、とにかく早く戻ってきてほしいと小倉さんは考えていました。
なので『月額いくら』などと決めてしまうと、お金さえ払えば別居は続けられると思われ、その結果、離婚に至ってしまうのではないかと恐れていたのです。
そのため生活費も養育費ももらわない別居生活が始まり、いまに至るまで一切もらっていないんだとか。
小倉さんはワンオペ育児に奔走しながらも、仕事はひっきりなしに入ってくるようになったため、お金に困ることはなかったようです」(前出・小倉の知人)

 

別居報道以降、『好きなママタレランキング』で圏外に落ちていた小倉だが、昨年には上位に返り咲いている。
暗礁に乗り上げた結婚生活についても包み隠さず話すようになったことが、多くの人の共感を呼んだのだろう。

「世論の反応を感じとって安心したことも大きいでしょう。
小倉さんはもはや、経済面だけでなく精神面でも、夫に頼る必要がなくなりました。
経済面でいうと、もともと彼女はマネー雑誌で連載をしたり、積み立て投資などもしていて、マネーリテラシーが高いですからね。
あとはタイミングだけでしょう。
急いで離婚をしたいわけでもないでしょうから、今年中に離婚するかはわかりませんが、決意は揺るがないでしょうね」(前出・芸能関係者)

 

こうした小倉の心境、そして置かれた環境の変化を、別居中のA氏はどう捉えているのか。
『女性セブン』は話を聞こうと試みたが、声を掛けようとすると高級外車を急発進させ、走り去ってしまった。
夫婦関係専門のカウンセラーが語る。

「別居婚は、同居に伴うストレスを感じずに伸び伸びと暮らせるだけでなく、既婚者であり続けられるので世間体も保てる。
芸能界でも、上沼恵美子さんや壇蜜さんが別居婚を選んでいます。
ただ、別居婚によって軽減されるのはストレスだけではありません。
相手が不在の時間が長く続くことで、相手への愛情や、頼りたい、頼られたいと思う気持ちも減っていってしまうのです。
小倉さんの場合も、仕事が順調であったり、ワンオペ育児を応援する世論の声に触れることで『A氏がいなくても生活できる』という自覚や自信が芽生えたのでしょう。
それにより、離婚という二文字に向き合えるようになったものと考えられます」

 

その自信が、早稲田大学を目指すことのモチベーションにもつながっているのだろう。
不惑の年を目前にしたワンオペ母の決意は固そうだ。