キャストが豪華すぎて、脚本家も使いこなせなかったのか?

 

4月18日に放送された広瀬すずと嵐・櫻井翔のW主演ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)第2話の平均視聴率が9.5%を記録。
この2人のほかにも江口洋介、仲村トオル、勝地涼など豪華キャストが起用され注目を浴びていたが、初回の11.4%から、早くもシングル転落となった。

「同作は、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希と広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナの凸凹バディが、超難解な事件を次々と解決していくミステリーという触れ込みでした。
しかし、コメディにもサスペンスにも振り切れておらず、トリックも低レベルで簡単。
肩透かしを食らった視聴者も多かったようで、SNSでは『視聴率が「ラヴィット!」を下回っても不思議じゃない』『視聴者を舐めてるのか⁉』『豪華なキャストの壮絶な無駄使い』と辛らつな感想のオンパレードとなっています」(テレビ誌ライター)

 

とりわけ、批判が集まっているのが謎解きのシーンだ。

「アンナが裏から推理を伝え、風間がそれを読み上げていくのですが、これは『名探偵コナン』で、コナンが小五郎を眠らせて事件を解決していくのと同じ手法。
しかし、アンナが隠れていなければならない理由はなく、堂々と自分で推理を披露すればいいだけの話。
何でなにもしない風間に花を持たせないといけないのか、意味不明です。
江口と櫻井の立ち位置もかぶっているのもいただけない。
日テレとしては近い将来、櫻井を同局の報道の顔にしたい思惑があり、絶対にヒットさせるべく豪華キャストを揃えた。
しかし、結果的に櫻井が最も不要なキャストになってしまっている。
これなら広瀬の単独主演で良かったのでは」(前出・テレビ誌ライター)

 

“劣化版コナン”と評されていしまっている『ネメシス』。
第3話に広瀬との共演が話題となっている橋本環奈が配置されているのも、2話での急降下がわかっていたから?