阿部寛主演のTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』の最終回の世帯平均視聴率が20.4%、個人視聴率が13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。
初回から全話2ケタで、最終回に大台の20%を超えた。 

 

三田紀房氏によるマンガ『ドラゴン桜2』(講談社)を実写化。
2005年に放送された前作ドラマの原作である『ドラゴン桜』の15年後を描く続編となったが、最終回を前にして、ネット上では大盛り上がりだった。

「第9話放送の予告編で、サプライズで大物のゲスト出演が〝予告〟されていた。
前作では東大を目指す生徒たちとして山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶、紗栄子といった面々が出演。
今作は弁護士に成長した長澤がレギュラーで、第1話ですでに紗栄子が出演。
残る4人の誰かか、なぜか、阿部と人気シリーズ『TRICK』で共演していた仲間由紀恵の名前も上がっていた」(テレビ誌記者)

 

そして迎えた最終回の終盤、まず、紗栄子、中尾、小池の3人が登場。
そして、星野源との新婚でプライベートも注目されている新垣が阿部、長澤と同じ場面で登場。
そのサプライズはSNS上を中心に反響が広がり、ツイッターの「世界トレンド」で1位を獲得したのだ。

「『ドラゴン桜』以後、長澤、新垣ともに主演クラスの女優に成長した。
互いに同年代のこともあって、ライバル心もあったようで、周囲も気遣い、まったく共演はなかったが、まさかの共演実現だった」(芸能記者)

 

いい意味で視聴者の期待を裏切ったTBSの粋なキャスティングとなったが、残る山下はなぜか送ったメールの文面を読み上げる声のみの出演。

 

山下といえば、20年10月いっぱいで所属していたジャニーズ事務所を退所し独立したが、今回もやはり〝大人の事情〟が影響したようだ。

「さすがに、TBSはジャニーズに忖度せざるを得ず、いろいろなアイディアを出して確認したところ、声のみという条件で許可をもらいそれを採用したようだ。
ジャニーズとの関係は相変わらずズブズブなので、山下の問題を避けて通ることはできなかったが、いい方向に期待を裏切りきってくれなかったのは、視聴者としては残念でならないはず」(同)

 

とはいえ、今回の件で、相変わらずジャニーズの退所者はなかなか、民放キー局に出演できない状況が変わらないことが浮き彫りになってしまった。

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