大人気漫画「ドラゴンボール」の約6年ぶりとなる新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)」が2024年秋にスタートする。
米ニューヨークで開催中のポップカルチャーの総合イベント「ニューヨーク・コミコン2023」のドラゴンボールパネルで12日(日本時間13日)、発表された。
パネル会場には主人公の孫悟空など登場キャラクターのコスプレをした人など多くの海外ファンが集結。
ステージにはドラゴンボールのエグゼクティブプロデューサーで、長年原作者の鳥山明氏とタッグを組んできた伊能(いよく)昭夫氏がゲスト登場した。
アニメシリーズとしては2018年8月に放送が終了した「ドラゴンボール超」(フジテレビ)以来となる新作アニメシリーズのティザー映像が流れると会場からは「フォー」などと大歓声が巻き起こった。
同作は鳥山氏がストーリーを書き下ろし、キャラクターのデザインや設定なども担当。
陰謀によって身体が小さくなってしまった悟空とベジータが、元の姿に戻るため未知の不思議な世界で大冒険を繰り広げるストーリー。
伊能氏は新作について「誰も見たことない新しいエピソードなので、そちらぜひ楽しみにしてください」と語った。
鳥山氏もコメントを寄せ、伊能氏がそれを代読。
「今回も基本ストーリーや設定、デザインの多くを書かせてもらっています。いや、いつもよりかなり気合が入ってるかもしれません!」
と作品への熱い思いを伝えた。
この日、初お披露目となったティザー映像では、悟空たちと魔神ブウの戦闘を見つめる謎の新キャラクターの後ろ姿が解禁された。
また、ブルマなどおなじみのキャラクターの新ビジュアルのほか、悟空の戦闘シーンの一部も公開。
鳥山氏は「特に悟空は身体の小ささを補うために久しぶりに如意棒を使っての戦闘が懐かしいかも」と見どころをアピール。
今作はタイトルも同氏が考案。
その意味について「DAIMAというのは造語で、漢字では『大魔』英語では『Evil』といった感じでしょうか」と明かした。
これまでのシリーズで破壊神ビルスなど神とも戦いを繰り広げた悟空たちが、今作ではどんな敵と相対するのか注目が集まる。
1984年の連載開始から40周年となる記念の年にスタートする新作アニメシリーズ。
鳥山氏は「ドラゴンボールの世界観の謎に迫る展開。いつもとちょっと違う、可愛く、そして激しい戦いを楽しんでください」とファンの期待を煽った。