俳優の堺雅人が主演を務めるTBS日曜劇場「VIVANT」(日曜・午後9時)の最終回が17日、79分の拡大版で放送された。

 

これまで明らかになっていなかった伏線が一気に回収され、ネット上では驚きの声が広がっている。
(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)

 

最終回では、地下資源フローライト(蛍石)の情報をバルカ政府側に流していた内通者がべレール興産代表のゴビ(馬場徹)だと判明。
また、テロ組織「テント」のリーダー・ベキ(役所広司)らに情報を送っていた「日本のモニター」が警視庁公安部・外事第4課の新庄(竜星涼)だった。

 

さらには、公安部に在籍していた乃木(堺雅人)の父・卓(林遣都)をバルカで家族共々見捨てた指揮官が現内閣官房副長官の上原(橋爪功)だったことも分かった。

 

それ以外にも、多くの細かな新事実が判明した。
乃木は、ノコル(二宮和也)と「ヴォスタニア」の会合場所に野崎(阿部寛)を呼び寄せるために発信機を駆使。
集合地点の座標を別班の司令・櫻井(キムラ緑子)を使って野崎にメールしていた。
メール送信者の欄には野崎のかつての相棒「リュウ ミンシェン」の名前が記されていた。
「リュウ ミンシェン」の名前を野崎から聞いていたのは乃木だけだった。

 

また、野崎には移動中の飛行機内で「鶏群の一鶴 眼光紙背に徹す」とつぶやき、「背後にある深い意味を読み取れ」というメッセージを送っていた。
それにより野崎は、乃木が話していた「ホテルでスネイプ社と商談があるので…」という会話が、映画「ハリーポッター」の登場人物・スネイプ先生になぞらえたものだったことに気付く。
乃木は「人を助けるために敵に潜入していた」という本音をさりげなく伝えていたのだった。

 

一方、バルカの少女・ジャミーンは善悪を見抜く力があり、乃木が持っていた40年後の父親を予想したモンタージュ写真を見て、微笑んだ。
乃木はベキに「あなたを深く慕っているのが伝わってきました」と明かした。

 

ベキが、過去に不正を犯した仲間のギリアムと銀行の担当者・パウロを殺害したのも先を見据えた苦渋の決断だった。
回想シーンの中で「今回の処分はいずれ我々を救うことになる」と予見していたことが明かされた。

 

バルカ共和国の警察官・チンギス(バルサラハガバ・バトボルド)は孤児院出身で、バルカ警察はテントの孤児院出身者が多くを占めていた。

 

駐バルカ共和国・日本大使の西岡(檀れい)はエネルギー資源開発大手・オリベ化学と共に、バルカ政府の外務大臣・ワニズ(河内大和)に多額の裏金を渡していた。
日本は半導体に欠かせない高純度のフローライトの調達で、中国に大きな遅れを取っており、ワニズとゴビはそこを突いてきていたのだった。

 

こうした細やかな伏線回収にネットでは
「そこも伏線回収なの?」
「なるほどねー」
「あの処刑はこのためだったのか」
「だからあんな厳しい事をしたのか」
「どんどん繋がった」
と驚きと納得の声が寄せられた。

 

ラストシーンではバルカでの別班任務を終えた乃木が、薫と神社で再会を果たす。
そこで乃木の視線の先にあったのは、第5話の冒頭にも登場した赤いまんじゅうだった。
これは、続編を見据えての伏線ともとれた。

 

本作は、「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズなどを手掛けた福澤克雄氏が演出を担当し、原作も手掛けたオリジナルストーリー。
主演の堺雅人演じる丸菱商事・エネルギー事業部2課課長の乃木憂助が遭遇した誤送金事件を発端に起こるアドベンチャードラマ。
堺のほか阿部寛や二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら主演級の豪華キャスト陣が集まったことでも話題となった。

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