「パパ活」に「脱衣所盗撮」「児童買春」とは、せっかく築き上げた健康的な企業イメージが、バカ息子のせいで台無しだ。

 

パパ活で知り合った協力者の無職女(27)に指示し、入浴施設の脱衣所で女性客の裸を盗撮させたとして、健康食品会社「山田養蜂場」(岡山県)の山田英生社長の次男で、専務取締役の山田満生容疑者(33)が10日、東京都迷惑防止条例違反と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで警視庁生活安全特別捜査隊に再逮捕された。

 

山田容疑者は3年前に、パパ活女と知り合った当初は、現金を渡し、裸の写真を送らせていたが、次第にその女の裸に飽きると、2021年冬以降は「あなたの裸に興味はなくなった」と突き放し、「若くてきれいな人を撮ってください。大勢の女性の画像が欲しい」と金にモノを言わせ、別の女性のエロ動画を盗撮するよう迫った。

 

昨年12月1日、東京都八王子市の入浴施設の脱衣所で、女が防水ケースに入ったスマホを首からぶら下げ、不審な動きをしているのに女性客が気づき、従業員が110番した。

 

女は事情聴取に対し、「SNSで知り合った男から、『女性の裸の写真を送ってくれたらお金をあげる』と言われた」と供述した。
女は同様の手口で都内で3回犯行に及び、盗撮の見返りとして現金35万円を受け取っていた。

 

「押収した山田のスマホから、複数の女子高生の裸の画像や、少女と性交している動画が見つかり、先月30日、逮捕されました。
山田は一昨年2~7月にもSNSで知り合った17歳の少女にわいせつな動画を撮影させ、計10回、合わせて30点の動画を送信させていた」(捜査事情通)

 

調べに対し、山田容疑者は「7~8年前からパパ活を始め、わいせつな動画や画像を送ってもらっていた」と話しているという。

 

948年創業の同社は、はちみつ、ローヤルゼリー、プロポリスなどの健康食品や化粧品の製造・販売を手がけ、CMなどメディアを駆使して、企業イメージを構築してきた。
山田容疑者自身も地元津山市や鏡野町に絵本を寄贈したり、今年6月には地域活性化を目指す一般社団法人鏡野観光局の会長に就任しているが、会社や自治体にしてみれば、とんだとばっちりだ。