俳優のディーン・フジオカが、NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』に天狗・坂本龍馬役として出演した。
2015年放送の朝ドラ『あさが来た』を彷彿とさせる登場シーンが話題になっている。

 

親戚らが「万太郎はいっそのこと生まれて来ない方がよかった」と話しているのを聞いてしまい、深く傷ついた主人公の万太郎(森優理斗)。
自暴自棄になり、裏山の神社にやって来ると、大きな神木の上に自らを「天狗」と名乗る謎の武者が話しかけてきた。
これが、ディーン・フジオカ演じる、のちの坂本龍馬である。

 

5日の放送では、万太郎の話を聞いた坂本が「生まれてこんほうが良かった? ほんなら頭から食われても文句ないやろ!」と天狗ノリで脅す一方で、生まれてこなければよかった命などないと力説。

 

「己の心と命を燃やして、なにか一つなかに一つ事を成すために生まれてくるがじゃ」と生まれきた意味は人それぞれにあるとし、「おまん(お前)はなにがしたいがぜ」となにを成し遂げたいか問うのだった。

 

「ディーンといえば、『あさが来た』で〝近代大阪経済の父〟と呼ばれる五代友厚役を演じて大ブレーク。
日本での地位を不動のものにしました。

 

ヒロイン・あさ(波瑠)が初めて訪れる大阪の街にはしゃいで一人駆け出した際、逆方向から走ってきた侍とぶつかったのですが、それが五代との出会いでした。

 

その後、五代は晩年に至るまで、同志としてあさを支え続け、志半ばでこの世を去った際には、〝五代ロス〟という言葉が誕生するほど、大きな人気を得ましたね」(芸能記者)

 

そんなディーンが再登場したとあって、ネット上では

《本日ディーン様初登場! 主人公は万太郎なのに、ディーン様に心奪われてしまった!》

《朝ドラはさあ、主人公の憧れの君のキャラデザはおディーン顔にしないといけない縛りプレイでもしてんの? このあらわれ方あさが来たと同じじゃねーか! 好きです》

などと、よもや〝五代復活〟のごとく大歓喜する声が多くあがっている。

 

「『あさが来た』同様、ディーンさんは『らんまん』でも幼少期の主人公と出会い、その道を示唆する役どころ。
〝主人公を見守るポジション〟がハマり役のようですね」(同・記者)

 

坂本龍馬役とのことで、最期を知る視聴者も多い。
今から〝坂本ロス〟に備えなくてはいけないかもしれない…。