お笑いコンビ『浅草キッド』の水道橋博士が、来月行われる予定の参議院選挙でれいわ新選組から立候補することを表明し、賛否の声が上がっている。
水道橋博士は5月18日に行われたトークライブ『アサヤンvol.32 輝く我が名ぞ 反維新タイガース!!!』へ出演。
終盤、れいわ新選組の山本太郎代表が登場すると、「山本代表に僕を預けます。(一緒に)戦います!」と出馬を表明した。
師匠のビートたけしからも「応援を含め俺は一切関わらないぞ。政治活動をしている間は〝師弟〟を外す。でもテレビとかで師匠と言っていいよ、と。お前の好きなようにやれ」と言われたことを明かしている。
出馬に当たり、「反スラップ訴訟を作る」「供託金をなくす」「消費税ゼロ」を公約に掲げている。
水道橋博士の出馬に、ネット上では
《お笑い芸人の矜恃を保ちながら、超面白い著作活動やら多才ぶりを発揮する教養人です。当事者目線でスラップ訴訟規制法、インボイス制度・消費税廃止、などの具体的政策はれいわとぴったりですね》
《地道な活動でれいわ新選組は国会に5議席を獲得してます。更なる飛躍をして欲しいです》
《お笑い芸人だけど、政治にはかなりくい込んでるし詳しい。経済政策にも明るいし何より日よらない。維新を倒す勢力が必要です! テレビが味方にならないから厳しいけどがんばれ!》
《積極財政に理解のある方なので、れいわ新選組からの出馬は大歓迎です》
などといったエールが送られている。
そんな中、ネット上では水道橋博士が、タレントの選挙出馬に否定的だった過去の発言が次々と発掘され、物議を醸している。
2012年12月にはツイッターで、
《総選挙。例えタレントであっても「選挙に出馬してくれ!」と本気で言われるような勘違いをされるようなスキのある間抜けな人にはなってはらないなぁ》
とツイート。
また、10年7月に行われた参議院選挙の際には、ブログで
《タレント、有名人がいっぱい立ってお祭り騒ぎでネタには困らない。
でも一有権者としては、笑ってはいられない。
これだけ批判を受けても、政党が有名人を担ぎ出す流れが変わらないことにはあきれます。
事業仕分けが叫ばれる今、すべてとは言わないが、タレント議員に6年間、計億単位の歳費を支払うのは無駄の骨頂》
などとコメント。
《「有名人の天下り先」なんて言われて、選ばれる方も、神輿に乗っかって、よく平気だなぁと思いますね》
とバッサリ切り捨てている。
過去の発言が掘り返されると、一部からは
《水道橋博士、10年越しの特大ブーメランがぶっ刺さったな。さすがスキのある間抜けな人は言うことが違うね》
《もはやカオスというか、ネタというか、こういう人たちに多額の税金が支払われ、議員の給与が出ている事に違和感》
《スキのある間抜けな人に向けた過去からの有り難いメッセージだな。こんな人に血税を使われるのはイヤ》
《ラサール石井が応援か。嫌な予感しかしないな》
《左の人たちのダブルスタンダードの典型。自民党のタレント議員を批判しておいて自分が立候補かぁ》
などといったように、大ブーイングが巻き起こっている。
れいわ新選組の関係者は、「党内でまとまれば出馬に向けた手続きに入り、来週にも改めて会見したい」としている。
水道橋博士は自身の過去の発言をどう考えているのだろうか。