「あ、あそこじゃない!? 小室圭さんと眞子さんが住んでいるところって!」
現地で生活する日本人カップルだろうか。30代とおぼしき女性がタワーマンションを指さした。
さらにその後、SNSにでも掲載するつもりなのか、マンションの前で笑顔で記念撮影をする日本人女性たちの姿も……。
小室圭さんと眞子さんがニューヨークでの新婚移住生活を始めてから1カ月ほどが経過した12月12日の昼ごろの情景だ。
夫妻の住むマンションは、すっかり地元の観光名所になってしまっていた。
現地在住の邦字新聞記者はこう語る。
「小室夫妻が住む、マンハッタンのヘルズキッチン地区には、ハドソン・ヤード(ショッピングモールなどもある複合施設)があります。
ハドソン・ヤードへ行くついでに夫妻のマンションに立ち寄る人々も増えているのです。
イギリスの大衆紙『デイリー・メール』が夫妻の住居をかなり詳細に報じ、その後、日本人や日系人を中心に、ネットで住所情報が拡散しています。
眞子さんは自由に外出や買い物ができる生活を求めて、海外移住を決断したそうですが、ここまで有名になってしまうと、外出しづらくなってしまいますね……」
しかし、この邦字新聞記者の心配は杞憂だったのかもしれない。
小室夫妻が2人そろって自宅から現れたのは、この日の夕方だった。
「(2人を)目撃したのは、ヘルズキッチンの自宅マンションから出てきたところです。
(現地時間)12日16時ごろで、肩を並べて歩いていきました」(現地のカメラマン)
当日はかなり冷え込んでいたというが、眞子さんもNYの冬の寒さに早くも順応しているのか、コートも着ず、グレーのニットだけという軽装。
本誌は眞子さんがモスグリーンのコートを着ている姿も目撃している。
この色はかなりお気に入りのようだ。
この日は、眞子さんのスカートがモスグリーン、小室さんはニットがモスグリーンと“ペアルック”だった。
夫妻の現地生活について前出の邦字新聞記者が続ける。
「NY新居の最有力候補だった物件は、同じマンハッタンでも家賃80万円でした。
しかし、その家賃が報じられたことと、小室さんの司法試験不合格が重なり、家賃40万円のワンベッドルームの物件に急きょ変更することになったと聞いています。
アメリカにやってきた王族夫妻といえばヘンリー王子とメーガン妃です。
そのイメージが強かったためか、私たちも小室夫妻の質素な生活ぶりには驚いています。
いつも徒歩で移動しているようですし、着ているものもカジュアルなものばかり。
WEBサイトでは眞子さんが購入したハンガーが注目されたこともありました。
スリムで、クローゼットスペースを有効活用しやすい品だったからだそうです。
小室さんが弁護士資格を得て、収入が上がるまでは、“倹約生活”を送っていくということなのでしょうか」
12月15日には東京スポーツも夫妻の“NY倹約生活”を1面で報じている。
11月中旬の渡米直後に、日本の有名チェーン「一風堂」のNY店でラーメンをすすっていたという目撃談だ。
確かにヘルズキッチンにある「IPPUDO」は夫妻のマンションから歩いて数分ほどの場所にある。
NY在住の日本人ジャーナリストに取材を依頼した――。
店は昔ながらのアパートメントビルの半地下にあった。
店内にはバーもあり、飲みながらラーメンを待っている人々で混雑していた。
平日だというのに席はすべて埋まっていて38分待ち。かなりの人気店のようだ。
さっそくフロアマネージャーに、小室夫妻の来店情報について取材してみると……。
「私も毎日この店に来ているわけではありませんし、残念ですが、勤務していた時間帯には(小室夫妻は)いらしていないのではないかと思います。
しかし、日本のロイヤルファミリーが来てくださるのであれば、事前にご連絡いただければ敬意を表しておもてなしいたします」
有名人もよく訪れるというが、当人からの要請がないかぎりは“特別扱い”しないのがNY流だという。
日本発祥のチェーン店だが、前菜もオーダーすることができ、ラーメン店というよりは“ラーメンレストラン”というイメージ。
日本人観光客はほとんどおらず、小室夫妻が人目を気にする必要もなさそうだ。
ラーメンの値段は20ドル前後。
ベジタリアン向けなのか“トーフチャーシュー”というトッピングもあった。
チップも入れれば1人30ドル、約3,400円は日本の感覚では決して安くはないかもしれないが、故国を遠く離れた眞子さんにとって、“息抜き”にはもってこいの店なのではないだろうか。
「小室夫妻は何年も前からNY移住を計画していたそうです。
しかし自宅の住所が知れ渡ってしまって観光地化してしまったこと、また『デイリー・メール』や『ピープル』などの有名海外メディアまで、その動向を記事にしていることは夫妻にとって誤算だったのではないでしょうか。
さらに言えば、地域の犯罪件数の急増も計算違いだったと思います。
小室夫妻のマンションはセキュリティはしっかりしていますが、一歩外に出ると安全とは言い難い状況です。
特にアジア系に対してのヘイトクライム(人種や民族などを理由とした暴行など)は増えています。
12月8日付の新聞でも54歳日本人女性看護師が地下鉄で黒人に襲われて入院した事件が大きく取り上げられていました」(前出・邦字新聞記者)
ニューヨーク市警の資料によれば、この1年間(’20年12月から’21年12月まで)で発生したヘイトクライムはニューヨーク市全体で479件。前年が248件だったのに対し、倍近くになっている。
小室夫妻が住む地域を管轄している分署内でも4件から14件と、3.5倍になっているのだ。
また、この地域では殺人などは横ばいだが、軽犯罪や軽窃盗罪も急上昇している。
夫妻のマンションから道を挟んだ向かい側では、ホームレスが店の前で寝ていたり、日だまりに暇そうな男性らが集まって、通行人たちに剣呑な視線を送っていた。
「ヘイトクライム急増の理由の1つは、コロナ禍による経済悪化や人心荒廃だと思われます。
『デイリー・メール』が道に迷う眞子さんの姿を報じていますが、いつ犯罪に巻き込まれてもおかしくない状況で、とても心配しています」(前出・邦字新聞記者)
小室夫妻が移住生活の誤算を修正するためにはどうすればよいのだろうか。
「まだ新居に入って1カ月ですが、新しい部屋を見つけるしかないと思います。
もっと治安のよい地域でセキュリティも万全な物件に転居するためには、小室さんが弁護士になるか、眞子さんも働くかという収入アップが必要となりますが……」(前出・邦字新聞記者)
希望の移住先で遭遇した“安全をお金で買わなければならない現実”に、元内親王は何を思うのか。