NHK大河ドラマ「青天を衝け」の第30話が10日、放送され、主人公・渋沢栄一(吉沢亮)の“浮気現場”が描かれ「栄一め!」「まぁ外せないからね…」などとネットがザワつく一幕があった。

 

俳優・吉沢亮が主演を務め、新一万円札の顔ともなる実業家、渋沢栄一の人生を描く「青天を衝け」。

 

この日は、大蔵省で働く栄一が大阪にある造幣局に出張。
その晩、三井組の番頭、三野村利左衛門(イッセー尾形)が設けた宴席で、栄一は、女中として働いていた大内くに(仁村紗和)と出会った。

 

ファーストコンタクトでは廊下でぶつかり、お互い謝り合った2人。
その後、あとを付いてくるくにに栄一が「俺の顔に何かついてるか?」と聞くと、くには「堪忍どす」と謝った上で、栄一が、戦で行方不明になっている夫にそっくりだったと説明した。
「堪忍どす。お偉い方をじろじろと…」とあらためて謝罪し、その場を去ろうとしたくに。
栄一は彼女の腕をグッとつかみ、彼女を引きとめた。
するとくには、栄一の足袋の指のところに穴があることに気づき、「その穴、繕いまひょうか?」と申し出た。

 

宴会後、部屋で1人仕事をしている栄一。
そこに縫った足袋を持ったくにがやってきた。
枕元に足袋を置き、そのまま部屋を出たくにを「あぁ、ちっと」と呼び止める栄一。
扉の前にくにが戻ってくると、彼女の左手を握り、部屋の中に一気に引きずり込んだ。

 

後日、妻の千代(橋本愛)は、栄一の足袋が赤い糸で“何者”かに縫われていることに気づき、心配そうな顔を浮かべるシーンも描かれた。

 

栄一の“浮気”にネットは騒然となり、SNSには
「って部屋に!引き入れた!栄一!お前…」
「栄一、不倫はいかんよ」
「栄一の浮気にモヤモヤしてる」
「しっかし栄一め手が早い…」
などのコメントがズラリ。

この日のクライマックスは栄一の父、市郎右衛門(小林薫)が亡くなるシーンだったが、ツイッターには、「とっさまが亡くなるシーン、普通なら泣けるところだけど、その前の栄一の浮気シーンのせいで全くもって集中出来ず」という嘆きも見受けられた。

 

一方、史実通りにくにの存在を描く内容を評価する視聴者も多く、
「大河ドラマ、ちゃんと栄一の愛人の件も描いてて良い」
「栄一、史実通り愛人いるとこ描写すんねんなww」
「まあ、外せませんからねえ」
「妾をしっかり出してきたのすごいな!?」
といったツイートも。

 

なかには、しっかり自分の存在を“匂わせる”くにに「白い足袋を赤い糸で縫うのやば。すごい女だ」とツッコむネットユーザーもいた。

 

また、くにを演じる仁村といえば、2020~21年に放送された連続テレビ小説「おちょやん」にレギュラー出演。
主人公の竹井千代(杉咲花)が働いていた大阪・道頓堀の芝居茶屋「岡安」の女中、節子役を演じていた。
その既視感に「どっかで見たなと思ったらおちょやんだ。岡安にいたはず」といった声。
なかには「栄一くんが部屋に引き込んだ女中さん…前職は芝居茶屋岡安でちよちゃんと一緒に働いてたお茶子さんですよね?」とボケるドラマファンもいた。