TBS安住紳一郎アナウンサー(49)が3日放送のNHK総合テレビ「アナテレビ」(午後7時半)に局の垣根を越え出演。

 

番組内の企画で、NHKアナウンサー500人を対象に「歴代アナウンサーで誰が一番すごい?」との質問で、安住アナが1位を獲得したことが公表された。

 

MC加藤浩次(54)から「純粋にうれしくないですか」と聞かれ、
安住アナは率直に「うれしいですよ。ただ、やっぱり渋谷から見ると、(TBSのある)赤坂の芝生が青く見えるんだなと思いました」とコメント。
さらに「たぶん、うちの後輩はこの結果にはならないと思います。よその局だからそう思うんだと思うんです」と謙遜した。

 

NHK高瀬耕造アナ(47)からは安住アナの仕事っぷりに「間の取り方とか、関係性のなかでの他のみなさんとのトークとか。学びたい、研修に来てもらっていいですか」とオファー。
だが加藤は冷静に「安住くんが最初からそうじゃないと思う。相当しごかれたでしょ」と切り返した。

安住アナは当時を回想し「最初は人格否定のところから入って。お前の話なんか誰も聞きたくない。知らないアナウンサーが、知らないところへ行って、何を話しているのか分からない。とにかく自分のしゃべることには、情報やら気持ち、1枚の字幕に乗るように簡潔にしゃべれ、5秒以上ボールを持つな、そういうのは結構言われました」と語った。

 

MCは加藤が務め、ゲストには元フジテレビアナウンサーの露木茂(82)が登場。
ホスト局のNHKからは高瀬アナ、民放からはテレビ朝日の大下容子アナ(52)、フジテレビ伊藤利尋アナ(50)、テレビ東京の松丸友紀アナ(41)、日本テレビ水卜麻美アナ(36)が参加した。

 

「アナテレビ」は普段は局の看板を背負う“ライバル”たちが、NHK・民放の垣根を越えて語り合い、アナウンサーがアナウンサーについて語る企画。
テレビ放送が始まって70年。
時代の伝え手であるアナウンサーは、それぞれの現場で何を思い、どう言葉を紡いできたのか。
そして、テレビをとりまく環境が大きく変わる中、アナウンサーに求められる役割はこれからどうなっていくのか…。「アナウンサーとはいったい何者か」、この問いに向き合う82分。