俳優・歌手の渡辺徹さんが11月28日午後9時1分、敗血症のため死去した。
61歳。
所属する文学座が2日、公式サイトで発表した。
【文学座 コメント全文】
【 訃報 】
文学座所属 渡辺徹(わたなべとおる/本名同じ)が、
11月28日21時01分敗血症のため逝去いたしました。享年61。
11月20日(日)に発熱、腹痛等の症状が出たため都内の病院に受診したところ、
細菌性胃腸炎の診断を受け直ちに入院いたしました。
その後に敗血症と診断され、加療いたしましたが回復が叶いませんでした。
生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます。
ご家族の意向により葬儀は家族葬にて執り行い、
後日「お別れの会」を予定しております。
また、渡辺裕太さん、榊原郁恵さんの会見の場を設けますので、
自宅へのご弔問、取材などはご家族の心中をお察し頂きご遠慮くださいますよう、
切にお願い申し上げます。
詳細が決まりましたら改めてご案内申し上げます。ご供花、ご供物、お香典等はお気持ちのみでご遠慮いたします。
令和4年12月2日
文 学 座
㈱文学座 映画放送部
渡辺さんは1961年5月12日生まれ、茨城県出身。
81年『太陽にほえろ!』ラガー(竹本淳二)役でデビュー。
『風の中のあいつ』『気になるあいつ』主演をはじめ多数のドラマ・映画・舞台に出演し、NHK大河ドラマや連続テレビ小説でも複数の役柄で存在感を示した。
歌手としてもグリコ「アーモンドチョコレート」CMソングとなった「約束」などでヒットを飛ばした。
柔和なキャラクターで、バラエティー番組や情報番組のMCとしても親しまれた。
プライベートでは、87年10月に榊原と結婚し、長男の裕太ら2児を育てた。
今年10月の舞台『今度は愛妻家』の舞台初日では、ほっそりとした姿で「最盛期が130キロ。役作りで」「そこから今73キロくらい。すべては妻のおかげでございます」と明かし、榊原に感謝を伝えていた。