今秋の番組改編でTBSが大勝負に出た! 

 

視聴率争いで後塵を拝していた朝の情報番組に、同局エースの安住紳一郎アナを投入。
仕事の集中と過重労働を避けるために人気番組の『ぴったんこカンカン』を終わらせるなど鼻息は荒いが、連日3時間近くに及ぶ生放送への抜擢に、早くもリスクが囁かれている。

 

毎朝、これから通勤通学する視聴者をさわやかな笑顔で送り出す朝の情報番組。
しかし、その裏では激しい視聴率戦争が繰り広げられている。
そこで苦汁をなめてきたのがTBSだ。
現在、TBSの朝番組は『あさチャン!』で、有吉弘行との結婚が話題の夏目三久アナが30日の放送で卒業・芸能界引退を迎える。

「朝6~7時台の情報番組は、『めざましテレビ』(フジテレビ)と『ZIP!』(日本テレビ)の二強で、それに続くのがテレビ朝日の『グッド!モーニング』。
TBSの『あさチャン!』はかなり水をあけられており、夏目三久の引退とは関係なく打ち切りは既定路線でした。
TBSは、『あさチャン!』の後に続く8~9時台も弱く、テコ入れは急務。
安住紳一郎の起用は以前から噂されていましたが、満を持しての“切り札”投入となりました」(キー局関係者)

 

『ぴったんこカンカン』では大女優や人気俳優を相手に丁々発止のやりとりを繰り広げ、『新・情報7days ニュースキャスター』ではビートたけしを巧みにリード。
当代きっての人気アナの早朝戦争への参戦に、他局は戦々恐々といったところだろう。

 

しかし、先日放送された番組内容を紹介する予告番組では、安住アナのヒヤヒヤするような場面もあった。

「新番組の目玉が“列島中継”。
地方局と放送をつないで情報を伝えてもらうものですが、登場する地方局の男性アナンサーに対し、『詐欺師みたいな笑顔』と言い放ったり、経験の浅い女性アナに強めにダメ出しをしたりと、なかなかの飛ばしっぷりでした。

穏やかで腰が低い印象の安住アナですが、とにかく仕事ができるため、40代にして局長待遇に大出世しており、局内では完全に“雲の上の人”。
周囲への厳しさも並大抵ではなく、カメラが回っていないところではかなり厳しい口調で注意したり、指示を飛ばすこともあると、共演者のビートたけしも語っています。
たとえ数十秒の中継でも、安住アナとの共演に地方アナは胃が痛くなるかもしれません。

安定感はバツグンの安住アナですが、毎朝3時間近くの放送をやれば、ノーミスでやるのは無理というもの。
生中継は反射神経が命ですが、強めに局アナをイジると、このご時世“イジメ”や“パワハラ”と捉えられてしまう危険もあるかもしれません」(テレビ情報誌記者)

 

安住アナ自身も、今年1月放送のTBSラジオ『日曜天国』で、「私も48になったのでね、少し年下の人たちに意見を言う時には語尾を和らげないとパワハラになっちゃう」と自戒の言葉を発していたが……。

 

ハプニングも生放送の魅力だが、朝番組は“安住の地”となるか?