歌手、中森明菜(58)が1984年に発売した大ヒット曲「北ウイング」をセルフカバーした新録曲「北ウイング―CLASSIC―」が30日、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」で初披露された。
11月8日発売の作曲家、林哲司氏(74)の50周年記念トリビュートアルバム「サウダージ」の収録曲で、体調不良で休養中の明菜が歌声を公開するのは約6年ぶり。
色あせない美声にネット上は歓喜の声であふれた。
ファン待望の明菜の最新歌声が解禁された。
♪Love Is The Mystery わたしを呼ぶの…。
ピアノやバイオリンでクラシック調にアレンジされたメロディーにブランクを感じさせない切なくも力強い美声が響く。
この日午前9時半過ぎ、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜前8・0)で約40年ぶりに「北ウイング」に新たな息吹を吹き込んだ新録曲「北ウイング―CLASSIC―」が初解禁。
パーソナリティー、垣花正(51)が興奮気味に「この番組でどこよりも早く初オンエアとなりました。何よりもいまの明菜さんの歌声です!」と紹介した。
明菜が公に歌声を公開するのは、2017年末のディナーショー以来約6年ぶり。
新録曲の発表に合わせて大きな帽子を手に持った新アーティスト写真も披露された。
きっかけは「北ウイング」「恋路」などを手掛けたヒットメーカー、林哲司氏のデビュー50周年記念トリビュート盤「サウダージ」で、明菜は同盤のティザー映像に「北ウイングという多くの方々の心に残る楽曲を頂き心より感謝申し上げます。林さんへ、心からの感謝をこめて」とメッセージを寄せている。
新録の依頼を受けた経緯、レコーディングの時期や場所など詳細は明かされていないが、垣花は「今の明菜さんの歌声」と説明。
今年に入ってから収録したとみられる。
明菜は17年末のディナーショー以降、体調不良で活動を休止しているが、デビュー40周年を迎えた昨年は8月に自ら代表取締役に就任した新事務所を立ち上げ、12月にファンクラブを開設。
今年5月1日のデビュー記念日には自身のX(旧ツイッター)でファンに感謝を伝えるとともに、「万全な体調ではないため申し訳ない気持ちもいっぱいですが…41年目もどうぞよろしくお願いいたします」と素直な思いを吐露していた。
今回の新録曲が再出発となるか動向が注目される。
新録「北ウイング―」の初オンエアを受け、放送時間帯にはXで「#中森明菜」がトレンド入り。
ネット上でファンから感激や称賛の声が相次いだ。
「今の明菜ちゃんの北ウイングが聴けるなんて」
「最初の歌声で涙腺が…」
「感動して鳥肌たった」
など喜びの声をはじめ、
「過去と現在を旅する歌声」
「やっぱり歌姫ですね。お見事」
と絶賛する声や
「私たちの前でまた歌って欲しいな」
など活動再開を懇願する声も。
原曲「北ウイング」も配信中で、新録曲との聴き比べも話題になりそうだ。