今年5月、歌舞伎役者だった父・市川段四郎さん(享年76)と母親(享年75)への自殺幇助の罪で逮捕、起訴された市川猿之助被告(47才)が、入院していた都内の大学病院を退院していることがわかった。

 

7月末、勾留先の警視庁原宿署から保釈され、東京都心にある有名大学病院に入院した猿之助。

 

「保釈時、報道陣に向けて5秒間深く頭を下げました。
髪の毛は伸びており、ガラリと変わった印象に驚かされた人も多くいました。
そのままワンボックスカーに乗り込み、病院に向かいました」(全国紙社会部記者)

 

その猿之助がお盆明けに退院していた。
そして戻ったのは「事件現場」となった自宅だった。

 

「リビングはまさに両親が最期を迎えた場所。
いまも猿之助さんの脳裏にそのときの様子が焼き付いているでしょう。
再び猿之助さんが過ちを犯さないかと、“衆人環視のある施設やホテル暮らしをした方がいいのではないか”と心配する人もいたんですが、結局、本人の希望もあり自宅に戻ることになりました」(澤瀉屋関係者)

 

保釈され、退院した現在でも「医療的ケア」は続いており、入院していた大学病院に通っている。

 

まだ刑の確定前だが、保釈後は遠方への外出などを除いて、日常生活に特段の制限はかからない。
誰と会ってもいいし、仕事をするのも許される。
ある夜には、猿之助は自転車で外出した。

 

「帽子をかぶり、サングラスとマスクで顔は隠していましたが、猿之助さんだと一目でわかりました。
自宅に戻ってきているとは知らなかったので驚きましたけど、短パンにサンダル履きというラフな格好でしたし、自転車も軽快にこいでいて、“潜伏生活”を送っているわけではなさそうでした」(目撃した近隣住民)

 

猿之助の初公判は10月20日に東京地裁で行われる予定だ。

 

8月31日発売の『女性セブン』では、歌舞伎界で進められている猿之助の復帰計画、現在、猿之助に寄り添う直系の弟子Aさんの存在、市川中車(香川照之、57才)の復帰プロセスと猿之助復帰との関係などについて詳報している。