著名人に対する暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で、逮捕状が出されていた“ガーシー”こと東谷義和容疑者(51)。
昨年7月の参院選で初当選するもドバイに滞在したまま一度も登院せず、「議場での陳謝」を拒否したため3月15日の参院本会議で除名処分に。
翌16日に警視庁が逮捕状を取ったが、SNS上で「一生帰国しないことを覚悟いたしました」「もう日本に帰らんから」などと啖呵を切っていた。
それから2カ月あまり経った6月4日、世間を騒がせた逃亡劇がついに終止符を打った。
警視庁は同日17時頃、成田空港に到着したガーシー容疑者を逮捕し、これから本格的に取り調べを行う方針だという。
「ガーシー容疑者は今朝、滞在先のドバイを出発しました。
航空機に捜査員は同行していなかったといいます。
『紛失した』と明かしていた旅券は4月12日に失効し、警視庁は翌13日に国際刑事警察機構(ICPO)を通じて彼を国際手配。
5月下旬には捜査員をドバイに派遣し、現地当局に捜査協力を依頼していました。
ガーシー容疑者は自主的に帰国したのではなく、現地当局の働きかけが帰国を促したと見られています」(全国紙記者)
一方、大勢の警察関係者や報道陣がガーシー容疑者を待ち構えるなか、姿を現したガーシー容疑者はまるで“セレブ”のようだったという。
「日に焼けた素肌に金髪のヘアスタイル。
Tシャツに白の半ズボン、サンダルというラフな格好でしたが、ブルーのポケモンTシャツは高級ブランド『バルマン』とのコラボ商品で約6万もすると言われています。
しかも連行される際には、笑みを浮かべていたのです」(スポーツ紙記者)
旧NHK党(政治家女子48党)の立花孝志元党首(55)は同日の会見で、ガーシー容疑者から帰国前に連絡があったことを明かし「党として全力で応援していく」とサポートを表明。
そうした“後ろ盾”があるがゆえに、ガーシー容疑者は余裕の表情を見せていたのだろうか――。
しかし、“一生帰国しない宣言”からわずか2カ月あまりで逮捕された結末に、ネット上では呆れ声が相次いでいる。
《ガーシーこの期に及んで強がってんのダサすぎる》
《逮捕されたのに、ヘラヘラ笑い、勝ち誇ったかのような態度。本当にクソだな》
《哀れな末路だな、ガーシー》
「ガーシー容疑者は“暴露系YouTuber”から参院議員に転身してからも、“事情聴取を受けるのが怖い”との理由で帰国を拒み続けてきました。
逮捕状が出てからは実家が家宅捜索され、SNSのアカウントも相次いで凍結。
残された有料のオンラインサロンでは、“暴露封印”の方向転換に離れていくファンもいました。
一方で彼は、動画を通じて耳目を集める発言を繰り返してきました。
『オカンは勘弁して』と嘆願したかと思えば、SNSの凍結要請を出した警察に『消してくれてありがとう』と挑発。
最近でもドバイでの優雅な暮らしをアピールしつつ、『落ち込んでいない』と余裕の態度を見せていたばかり。
立花氏は会見で『国会議員に再挑戦してもらいたい』と期待を寄せていましたが、世間の感情を逆撫でするような態度を散々してきたガーシー容疑者を信用する人はほぼいないのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
もはや“ダークヒーロー”とは呼べないガーシー容疑者の行方は、果たして――。