所属事務所『トライストーン・エンタテインメント』の社長に就任することがわかった小栗旬(40)。

 

サンケイスポーツによれば、4月26日に都内で開かれた事務所創立30周年パーティで、現社長の山本又一朗氏が発表したという。
小栗本人もあいさつに立ち、出席者に決意を語ったそうで、取締役会での承認を経て、初夏にも“小栗新社長”が誕生するとみられている。

 

’93年に山本氏が設立した『トライストーン』は小栗のほかにも、綾野剛、坂口健太郎、木村文乃、赤楚衛二といった人気俳優を多数抱える大手事務所。

 

「小栗さんは事務所を代表する俳優に成長していくとともに、’09年には取締役に就任。
5年ほど前からは所属する俳優たちのスケジュール一覧表を持つ立場にまでなっていました。
そのスケジュール表を見ながら、自身が多忙なときでも、後輩たちを『大丈夫か!?』『頑張れよ!』などと叱咤激励していたそうです。
そういった小栗さんの人間性も、山本社長は買っていたのでしょう」(芸能プロ関係者)

 

’20年1月に本誌は、小栗が事務所社長に就任するという情報をキャッチ。
電話取材に応じた山本氏は、「そうですね、確かにそんな構想や予定があるのは間違いありません」と、時期こそ明かさなかったものの、社長就任計画については認めていた。

 

実は、この取材で山本氏が本誌に認めていた“もう1つの計画”があった。
当時、小栗は『ゴジラVSコング』(’21年公開)に出演すること話題になっていたのだが、本誌は小栗がさらに1本、ハリウッド大作に出演することが決まっているという情報も入手していたのだ。
そのことも質問すると、山本氏は次のように語った。

 

「おっしゃるとおり、『ゴジラ~』のほかにも(ハリウッドで)決まっている作品はあります。
まだ発表できる段階ではないのですが。発表するときは制作会社から、ということになると思います」

 

だが、それから3年、いまだに小栗のハリウッド進出第2弾作品に関する発表はない。
その事情について、前出の芸能プロ関係者はこう語る。

 

「山本社長がハリウッド第2弾を明言していたのは、新型コロナが大流行する直前でした。
その後、アメリカでも次々と映画製作が中止・延期されたこともあり、制作計画自体が頓挫した可能性もあります。
そのいっぽうで小栗さんも『ゴジラ~』については讀賣新聞のインタビューで『撮り直しにもなって、落ち込みました。
オレの演技が足りなかったんだろうな。悔しさしかない』と、ハリウッドデビューが自分の目指していたようにはならなかったことを率直に認めています」

 

小栗はこのインタビューで、「このままでは終われないじゃないですか。いつか、必ず取り戻しに行こうと思っています」と、再チャレンジへの意欲も語っていたが……。

 

「小栗さんには会社経営の経験はなく、それを学びながら俳優を続けていくとすれば、いままで以上に多忙になることは間違いありません。
現実的に考えるならば、この数年はハリウッド進出を凍結せざるをえないと思います」(前出・芸能プロ関係者)

 

挫折を糧に、夏からは社長業にも邁進していくという小栗。
ハリウッドへのリベンジは“事務所の後輩たちとともに”ということになるのだろうか――。