《前川清さんと哀川翔さんが歌う宴!豪華すぎる!》
《宴会で前川清の歌。贅沢~~。》
10月13日のNHK朝ドラ『舞いあがれ!』の放送後、SNS上にはこんな声があふれた。
前川清(74)演じる五島列島の医師・谷久也が、船大工・木戸豪(哀川翔・61)とともに宴会で地元の民謡を披露したのだ。
「同日、前川さんはゲスト出演した『あさイチ』で、当初自身は歌わないと思っていたと明かしました。
現場でスタッフに促され、哀川さんとの“デュエット”が実現したのです」(NHK関係者)
6日の初登場で出演がサプライズ発表となった前川。
自身も「突然のオファーでビックリ!」と話しているが、実は今回の出演オファーには裏事情があったという。
「もともと、前川さんの役はドラマの舞台である長崎・五島列島出身の榊英雄さん(52)が演じる予定だったのです。
しかし今年3月、榊さんによる複数の女性への性加害が報じられ、『舞いあがれ!』はクランクイン直前に降板に。
代役探しに頭を抱えた制作陣が白羽の矢を立てたのが、佐世保市出身の前川さん。
起死回生策として断られる覚悟で、“長崎を代表する前川さんにご出演いただけないか”とオファーしたといいます」(前出・NHK関係者)
しかし前川は、出演を決める前は“映画やドラマにはもう出ない”と考えていたようだ。
「“演技に自信がない”と前川さんは以前から公言しています。
今年2月の舞台で共演した藤山直美さん(63)は『前川さんはセリフを2行以上しゃべれない』と冗談めかして言っていました(笑)。
九州なまりも気にしていましたが、今回は長崎人の役ということが出演の後押しになったそうです」(スポーツ紙記者)
オファーを受けたのにはもう一つ理由があるようで……。
「前川さんの役はダジャレ好きで、熱を出したヒロインの岩倉舞が体温計を差し出して『39度です』と言うと、『サンキュー』とダジャレを返すおちゃめなキャラクターです。
昔からバラエティでも活躍してきた前川さんにとって、ボケキャラは演じやすい役柄だったのかもしれません」(前出・NHK関係者)
前川が榊の代役として出演したことについて、NHKに問い合わせると「制作過程についてはお答えしていません」との回答だった。
「ダメ元のオファーを受けてくださった前川さんに、制作陣は足を向けて寝られませんね」(前出・NHK関係者)
代役として以上に活躍した長崎のスター。
『舞いあがれ!』の好調なテークオフに一役買ったようだ。