今年の「日本レコード大賞」は”西野カナ”か”乃木坂46”が受賞!?


日本の年の瀬の風物詩である一方、審査員への接待疑惑や出来レース説など、さまざまな疑惑が取り沙汰されてきた『輝く!日本レコード大賞』(以下、レコ大)。

こうした黒い噂について本誌では幾度となく報じてきたが、レコ大はご存じの通り“芸能界のドン”こと、バーニングプロダクションの周防郁雄社長をはじめとする老舗芸能事務所の関係者が実権を握っているといわれている。
そのため、音楽業界関係者にとってレコ大の結果は業界内のパワーバランスを示す縮図と見なされ、近年では「誰も触れることができない聖域的な催し」と揶揄されることも多い。

しかし先日、レコ大の存在意義を揺るがす物的証拠が白日の下にさらされた。
10月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)11月3日号が、「昨年、三代目J Soul Brothersが受賞した大賞は1億円で買収」という衝撃スクープを掲載。
記事では、三代目JSBの受賞は周防社長らバーニングによる審査員たちへの働きかけによるもので、同社はその見返りとして彼らが所属するLDHに1億円を請求したという。
そこには使用された請求書画像まで掲載され、もはや言い逃れできない状況だ。

内々の人間しか知り得ない極秘情報が、ご丁寧に証拠付きで明るみに出た騒動、この原因について「近年のLDHとエイベックスの関係悪化が影響しているのでは」と話すのはLDHに勤務していた元スタッフだ。

「文春発売後、エイベックス内もざわついていたようです。
それは、過去に同社がバーニングのために“契約書”のひな形を作ったことがあり、文春に掲載されたのは請求書でしたが、その契約書が今回の騒動に関連していたら……という理由からです。
主に出版関連に用いられるようですが、中には“プロモーション業務”というフォーマットの契約書も存在するため、今回流出した請求書の〈年末のプロモーション業務委託費として〉という項目名に社員は反応したのかと。

それと、直接的な因果関係はないと思いますが、今回の1億円疑惑の前に、LDH内のパワハラ報道がありました。
その際にエイベックスからLDHに出向していた腕利きの社員が古巣に戻っているんです。

その方は非常に優秀で、エイベックス内では『LDHに骨をうずめるだろう』という認識だったので、出戻りに驚いたスタッフもいたようです。
もしかしたら、その頃からLDHとエイベックスの関係は悪化していたのかもしれません。
良くも悪くもネタの尽きないLDHをよく思わないエイベックスのスタッフは、実は多い。

同様に、それを察知し、エイベックスに敵意を向けるLDHスタッフもいます。
ですが、それとは裏腹に、エイベックスのLDH班は、昔からスタッフが変わらず、結束力が高い。
なので、彼らが(請求書を)文春にリークすることはあり得ないのですが、噂されているLDH側のスタッフからのリークに加え、LDHに不信感を抱くエイベックス側の可能性も捨てきれません」

そんな中、文春の11月10日号では、買収疑惑の続報として、レコ大の最高責任者であり、日本作曲家協会会長の叶弦大氏が取材に応じ、「証拠が出た以上、放置しておくわけにはいかない。伝統あるレコード大賞が汚されてしまった」と述べた。
しかし、同号に掲載されたバーニングからの「後追いするな」の忠告を守っているのか、マスコミやスポーツ紙は騒動をスルー。この状況下で、今年もレコ大は行われるのだろうか?

「10月中旬、今年も開催されると主催者側からの説明会がありました。
あくまで番組の説明であって、ノミネート作品の公示はなし。
文春発売前だったので、買収疑惑に触れることはありませんでした」

こう話すのは芸能事務所の幹部だが、この状況で今年もレコ大が開催されても、さすがに受賞者はばつが悪すぎる。
しかし、「すでに大賞の目星は付いている」と同氏が続ける。

「今年の大賞は乃木坂46、もしくは西野カナが受賞するのではと、一部では報じられています。
西野は昨年『トリセツ』が優秀作品賞を受賞し、番組でライブも行っている。
そして、西野・乃木坂共に、売り上げの面や話題性から見ても申し分はない。
ただ、買収疑惑が明るみに出たことで、西野と乃木坂が所属するソニーミュージックが、受賞を拒否する可能性もある。

これは業界で広く知られている話ですが、ソニーは老舗企業でプライドも高いく、レコ大をはじめ、『紅白歌合戦』(NHK)などの大きな音楽特番に対して、実は非協力的。
もちろん、各々の番組にソニー所属アーティストは出演してきていますが、上層部のジャッジによるものが多い。
今回の騒動を踏まえた上で受賞することになれば、ソニーにも疑惑の目が向けられてしまう。
そういった意味からも、これまでの非協力的なスタンスを考えれば大賞辞退もあり得なくはない」

一方、昔から業界内では「プロモーション業務」という目的のもと、異なる項目での金銭のやりとりが行われており、「年末プロモーション費用という項目は、いかようにも受け止められる」と話すのは、レコード会社のスタッフだ。

「例えば、Aというアーティストがいて、編成会議で確保できた予算は雀の涙レベルだった場合、予算を確保できたアーティストBの広告費を流用し、プロモーションに予算を割きます。
このとき、実際はAのプロモーションになるわけですが、出稿先に発行してもらう請求書の項目はBで立ててもらいます。
これは音楽業界で当然のように行われており、実際は〈Aアルバム広告掲載料〉となる項目が、『〈Bノベルティグッズ製作費〉で請求書を発行してくれ』と変更されることはザラです。

今回流出したバーニングの請求書の項目が〈年末のプロモーション業務委託費として〉で、“大賞を買収した疑わしき項目名”と認識されていますが、まったく関係ない可能性もなくはない。
とはいえ、数年前に私が勤務する社のアーティストが、ある賞を受賞したことがあったので、経理担当に該当時期のデータにアクセスしてもらったところ、バーニングから弊社宛に同項目名での請求書は届いていなかったので、安心しましたが(苦笑)」

11月5日現在、バーニング、エイベックス、LDH、そしてTBSも沈黙を続けているが、潔白を証明することはできるのか。
公式にコメントを出さぬ限り、疑惑は深まるばかりだ。
「権力者と懇意になり、金さえ積めば手に入れられる虚像の音楽賞」の真実が問われる。

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