中国の病院に100人以上のマフィアが襲撃!?


病院の待合室にマフィアが押し寄せ、診療妨害をするという事件が河南省鄭州市の病院で発生した。
事件の背後には、意外なトラブルがあったという。
「鄭州晩報」(2月11日付)などが報じた。

昨年12月から今年の1月にかけ、鄭州市内にある美信病院に100人を超える地元マフィアのメンバーが次々に訪れ、院内に飾ってある絵画を破いたり、葬儀用の花輪を院内に置いたりと嫌がらせ行為を繰り返していた。
さらに、病院にやってきた患者を追い払ったり、待合室を占領して麻雀をするなど、嫌がらせ行為はどんどんとエスカレートしていったという。

同記事によると、なんと原因は「遺産相続トラブル」。
院長とその親族の間で遺産をめぐり、モメていたというのだ。
3年前、院長とその実弟はそれぞれ3,000万元(約5億4,000万円)を共同出資して、貿易会社を買収する計画を立てていた。
ところが実弟が急死し、計画は頓挫してしまった。

そこで実弟の妻は院長に対し出資金の返還を迫ったが、まったく相手にされず、なんと院長は誘拐事件を自作自演して姿をくらましたのだ。

そこでまず、この妻が頼ったのが、地元司法局に勤務する実妹の夫だった。
義理の姉の依頼を受け、義弟は早速、院長の身辺調査を開始。
すると、院長は国内外に不動産など多くの資産を所有していることや、愛人との間に私生児まで存在していることが判明した。
資産があるにもかかわらず資金の返還を拒み、雲隠れしたまま姿を現さない院長に対して、義理の弟は地元マフィアに病院で嫌がらせをするよう依頼したというわけだ。

司法局の公務員という身分であるにもかかわらず、マフィアを使って解決を試みた義弟は地元記者の取材に対し、「プライベートな時間を利用しての行動であるため、問題ない」と語ったという。
中国ならではのトンデモ騒動だが、中国版Twitter「微博」には多くのコメントが寄せられた。

「院長も悪いけど、この司法局の公務員が一番悪い。勤務中は公務員で、退勤したらチンピラかよ!」
「最初から裁判で法的に解決を図るべき。中国人は昔から、何かトラブルがあると、すぐに人脈を使って解決しようとするからな」
「警察に訴えて裁判すると、何年もかかるからな。ヤクザを使うほうが早いというのが現実だよ」

親族との金銭トラブルばかりか、愛人や隠し子の存在まで暴露されてしまった院長だが、現在は通常の診療を再開しており、病院のHPには院長のプロフィールや写真も掲載されているという。
今回の泥沼劇場を、患者たちはどのような思いで見ているのだろうか?

中国マフィア伝 [ ...

中国マフィア伝 [ …
価格:2,160円(税込、送料込)