元SMAPのメンバーで唯一、ジャニーズ事務所から脱退して個人事務所を設立している中居正広だが、独立後すぐに大活躍…とはいかないようだ。
「中居さんは個人事務所を設立してから仕事がうまく回っていないことにイラ立ちを感じているようです。
ですが、個人事務所の『のんびりなかい』のスタッフは、マネージャーと経理担当くらいで、現在の中居さんの稼ぎでも十分すぎるくらいに収益はある。
中居さんが不満なのは、独立したことでいろいろな仕事ができると思っていたのに、結果としてはTBSの東京五輪関係の仕事がなくなるなど、てんやわんや。
ジャニーズから独立することの厳しさを味わったようです」(民放関係者)
お金よりもやりたい仕事をしたい、そんな中居の思いとは裏腹に、新規の仕事はあまり進展がないようだ。
「中居さんが考えているのは、野球を中心としたスポーツ関連の仕事が最優先で、さらにお笑い番組の司会もやりたがっている。
中居さんも積極的にテレビ局のプロデューサーに売り込みしているのですが、色良い返事はもらえていないようです。
また、CMにも出演したいと話していて、電通を通して自らクライアント先に営業に行くこともあるのですが、話はうまくまとまらないみたいで……」(民放関係者)
だが、そんな中居を中心に、意外なプロジェクトが進んでいるという。
「中居さんの個人事務所で、Kis-My-Ft2のメンバーを預からないかという話があるようなんです。
中居さんにとってキスマイは弟分ですし、なんといっても派生ユニット・舞祭組(ぶさいく)は中居さんが生みの親。
メンバーとの相性もいいですし、特に舞祭組のメンバーとは頻繁に交流しています。
一方のジャニーズ事務所は、キスマイの売出しに迷っている部分がある。
それぞれが俳優やバラエティで活躍していて、ポテンシャルもあるのですが、どのメンバーも今ひとつ大ブレイクまではいけていない。
ならばと、キスマイを中居さんの事務所に預ける形にして、プロデューサーも担当してもらって、新たな売出し方を模索しようとしているようなんです」(民放関係者)
このプロジェクトは、中居に対してジャニーズ事務所からの“プレゼント”の側面もあるという。
「ジャニーズ事務所は、仕事のモチベーションが下がっている中居さんに、キスマイの世話をさせることでやりがいを持ってもらおうと考えているようです。
中居さんにとっては、事務所の売上も上がることになるので、ある意味“ボーナス”のようなものでもあります」(民放関係者)
ただ、いくら中居がジャニーズ事務所の功労者であるとはいえ、なぜそこまで面倒を見る必要があるのだろうか?
「実はジャニーズはいま、木村拓哉さんと微妙な関係になっているんです。
木村さんの独立の話も聞こえ始めていて、そうなると大切な稼ぎ頭をひとつなくしてしまう。
なので、いまのうちに中居さんとの関係性をより良くしておきたいと考えているようです。
中居さんには『新しい地図』との合流などの噂もありますから、うまくコントロールできればその先の発展も見込めますからね」(民放関係者)
キスマイの現状を考えれば、中居、ジャニーズ事務所の両者ともに悪くない話だという。
「キスマイは今年8月にCDデビュー10周年を迎えましたが、アルバム発売やグループでのテレビ出演などがありながらも、アニバーサリーイヤーとしてはイマイチ盛り上がりに欠ける。
新型コロナの影響でコンサートができないという事情はありますが、それにしてももう少しうまいやり方がありそうなんですが……。
正直、ジャニーズもキスマイの売出しに行き詰まっているように見えますね。
ここで中居さんとタッグを組むとなればニュースにもなりますし、せめて舞祭組のメンバーだけでも、早急に中居さんの元に預けたいと考えているようです」(民放関係者)
果たして、キスマイのメンバーが中居正広社長の“部下”になる日は来るのか?