伊調馨、世界選手権出場逃すも五輪出場へ残されたわずかな道がある?!


9月のレスリング世界選手権(カザフスタン)代表を懸けたプレーオフが6日、埼玉県の和光市総合体育館であり、来年の東京五輪で個人種目世界初の5連覇を目指す女子57キロ級の伊調馨(35)=ALSOK=が、2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=に敗れた。

伊調は代表入りを逃し、川井梨が代表に決まった。
日本レスリング協会の選考基準により、川井梨が世界選手権でメダルを獲得すれば、東京五輪代表に内定する。
川井梨がメダルを逃せば、伊調にもこの階級での五輪出場の可能性は残るが、川井梨は別階級で世界選手権を2大会連続で制している。

伊調はリオ五輪後、休養し、昨年10月に実戦復帰した。
川井梨が妹の友香子(21)=至学館大=とそろっての五輪出場を目指し、階級を下げてきたため、世界選手権代表を巡ってリオ五輪金メダリストの2人が対決することになった。
同12月の全日本選手権を伊調が制し、今年6月の全日本選抜選手権は川井梨が雪辱。
決戦がプレーオフに持ち込まれた。

伊調が東京五輪への切符をつかむ道が、残されていないわけではない。
まずは9月にカザフスタンで行われる世界選手権の結果待ち。
そこで川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が表彰台を逃せば可能性が残されるが、その場合でも半年後の12月に行われる全日本選手権で優勝することが前提条件となる。

日本レスリング協会が公表している東京五輪の代表選考基準によると、世界選手権代表となり、メダルを獲得した選手はそのまま五輪出場権を手にする。
5位となった選手は、全日本選手権で優勝すれば五輪代表に決定。
全日本で優勝を逃せば、優勝者とのプレーオフが行われることになる。
世界選手権で7位以下に終わった場合は、全日本優勝者が五輪予選を通じて出場を目指す。

ただ、川井梨は2016年リオデジャネイロ五輪に17、18年の世界選手権と、3大会連続で世界大会で優勝。
今年の世界選手権でも優勝候補の本命とされる。

一方、階級を変更して挑戦する道もある。
リオ五輪59キロ級銀メダルの太田忍(ALSOK)は、60キロ級で世界選手権代表を逃し、世界選手権の結果次第では67キロ級で五輪を目指す可能性に言及した。

伊調の場合はもともと2013年まで63キロ級を主戦場としており、現在の57キロ級から62キロ級に階級を上げられなくはない。
ただ、この場合も62キロ級で世界選手権代表に決まっている川井梨の妹、友香子(至学館大)の成績に左右されることは変わらない。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。