3月11日に都内で授賞式が行われる「第45回日本アカデミー賞」で、各賞の優秀賞が先ごろ発表されたが、そこに木村拓哉の名前がなかった。

 

木村は昨年公開され興行収入約40億円をあげた「マスカレード・ナイト」に主演。
昨年12月には同作で「報知映画賞」の主演男優賞を受賞していた。

「06年には『武士の一分』で日本アカデミー賞にノミネートされるも、所属するジャニーズ事務所の『賞レースには参加しない』という意向で辞退。
以後、ノミネートすらされていなかったが、今作では選ばれてもおかしくないほどの好演。
とはいえ、まだ辞退の件が尾を引いて選ばれないのかと思われていた」(映画業界関係者)

 

しかし、選ばれなかったのは、同賞の事務局に対して、とんでもない要求をしていたからだったことを、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 

同誌によると、同賞の事務局がジャニーズ事務所に優秀主演男優賞を打診したところ、「最優秀賞が取れるならば受ける」との回答が。
事務局が「確約できない」と伝えると、「それならば」と断ったというから、事実上の〝やらせ〟を要求したようだ。

「キムタクの後輩に当たる元V6の岡田准一、嵐の二宮和也はすでに最優秀賞を獲得している。
そのため、キムタクを出して〝無冠〟で終わらせることはできなかったのだろう。
しかし、事務局側としてもそこまでして来てもらう価値はないと判断したのだろう。
とんでもない要求で、今後も選ばれることはないかもしれない」(映画担当記者)

 

もし、木村が優秀賞を受賞して出席していた場合、授賞式には、前回の最優秀主演男優賞を取った草なぎ剛もプレゼンターとして出席。
元SMAPの2人が顔を合わせれば話題になっただけに、木村には出席してほしかったものだ。